【鎌倉市】学校給食食材の放射性物質濃度測定を実施
鎌倉市教育委員会は、市内の小学校と中学校の給食使用食材の放射性物質濃度測定を実施している。これは、東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所の事故を受け、食材の安全性確保の一環として実施された措置だ。
市が導入した精密測定装置による毎日の検査では、独自に定めた検出下限値を超える放射性物質に汚染された食材はこれまで使用されていないという。
測定の概要
測定は市で購入した食品・環境放射能測定装置を使用し、毎日2~3検体の食材に対して行われている。2012年から測定が開始され、震災から10年が経過し食品の安全供給も確立された今、測定体制の見直しを行う。
測定の対象
- これまで使用を控えていた食材
- 国の基準に基づいて新たに使用する食材
- その他必要と認められる食材
測定方法と機器
放射性物質の核種分析はゲルマニウム半導体検出器を使用して行われる。具体的な型番はセイコー・イージー・アンドジー(株)製SEG-EMSで、測定場所は山崎浄化センターとなっている。
測定結果
最新の測定結果は、鎌倉市の公式ウェブサイトにて確認できる。これにより、市民への情報公開を進めつつ、給食食材の安全性についての透明性を高めている。
問い合わせ先
鎌倉市教育文化財部学務課給食担当
住所:鎌倉市御成町18-10 第4分庁舎1階
電話番号:0467-61-3804