【鎌倉市】鎌倉市、扇湖山荘の利活用事業者を募集開始
鎌倉市は、1934年に飛騨高山の民家を移築・改築した本館を持ち、歴史的価値の高い扇湖山荘の利活用事業者を令和6年度(2024年度)に向けて募集を開始する。扇湖山荘は茶室や庭園、自然環境が一体となった施設である。
この施設は2010年に旧三和銀行(現三菱UFJ銀行)から寄附を受け、これまで年2回の一般公開を行っていたが、新型コロナウイルスの影響で現在は一般公開を中止している。
背景と課題
扇湖山荘は市街化調整区域に位置しており、法令の規制が多く利活用が進まなかったため、建物等の老朽化が進んでいる。また、一部敷地は土砂災害特別警戒区域に指定されており、防災工事等の安全対策が不十分な状況だ。
基本方針
鎌倉市は2017年度に鎌倉市公的不動産利活用推進方針を策定し、「自然環境を生かした歴史・文化を継承する利活用(市民への開放を含む)と邸宅群の一つのシンボルとして先導的な活用」という基本方針を定めた。この方針に基づき、市民の財産として施設を長く保存できるよう取り組んでいる。
募集の目的
鎌倉市は民間事業者等の資金やノウハウを活用しながら、法規制の中で実現可能な事業提案を受けることを目的に、扇湖山荘の利活用事業者を募集している。
お問い合わせ
所属課室:総務部公的不動産活用課公的不動産活用担当
住所:鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階
電話番号:0467-23-3000
メール:facility@city.kamakura.kanagawa.jp