【鎌倉市】日本最適化栄養食協会が鎌倉市と災害時の食料調達支援協定を締結、避難生活の栄養バランスを確保
一般社団法人日本最適化栄養食協会は、2025年2月6日に鎌倉市と「災害時における食料の調達支援協力に関する協定」を締結した。災害発生時に避難生活が長期化した場合の栄養バランスの確保を目指す取り組みとなっている。
この協定により、鎌倉市域で災害が発生した際、市からの要請に応じて最適化栄養食が速やかに供給される体制が整備された。最適化栄養食とは、年齢や性別、生活習慣など個人の状態に合わせて主要な栄養素がバランスよく調整された食品のことだ。
協定の主なポイント
- 災害対策基本法に規定する災害発生時の食料供給支援
- 最適化栄養食の円滑かつ確実な提供
- 平時からの相互連携強化
最適化栄養食協会について
- 設立:2023年2月
- 目的:個人に合わせた栄養バランスの取れた食を通じたウェルビーイングの実現
- 主な事業:
- 最適化栄養食の規格化と評価
- 製品認証
- 調査研究
- 普及活動
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筆者のコメント
湘南エリアは津波や地震のリスクが高い地域として知られている。特に鎌倉は観光地でもあり、災害時には多くの観光客も含めた避難者対応が必要となる可能性が高い。
今年に入って能登半島地震の被災地でも、避難生活における栄養バランスの課題が指摘されている。その意味で、このような協定の締結は非常に時宜を得た取り組みと言えるだろう。
私たち湘南在住の住民も、日頃から非常食の備蓄を見直すとともに、栄養バランスにも目を向けた防災対策を心がけていきたい。