京浜急行電鉄社、鉄道車両の輪軸緊急点検実施結果を公表
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,社長:川俣 幸宏)は、鉄道車両における輪軸の組み立て作業に関する緊急点検を実施した結果を発表した。
点検内容
作業時に管理している圧入力値および入力波形データに基づき、以下の2点を点検した。
- 圧入力値の記録、記録簿の差し替えが行われている等の事案の有無
- 圧入力値が社内の規定等から逸脱している等の事案の有無
対象輪軸
3,160本
点検結果
データの改ざん等不正行為はなかった。当社内で定める値を超過した輪軸が3本あり、うち2本はJIS規格範囲内に収まっていた。車輪圧入後、車軸の超音波探傷検査等を実施しており、安全は確保されている。
原因
圧入力値が当社内で定める値を超えた際の取り扱いを明確に定めていなかったため。
対応策
JIS規格を超過した1本を含む1編成については現在、車輪の交換を実施中。残る2本を含む2編成についても車輪の交換を実施予定である。
列車運行について
この件に関して列車の運行に影響はない。