【横須賀市】神奈川で初!2024年1月から「ファミリーシップ制度」を導入
横須賀市では、現行の「パートナーシップ宣誓証明制度」を拡充し、パートナー2人だけでなく、子どもや親などとの家族関係を市が公に証明する「ファミリーシップ制度」を、2024年1月から導入することを決定した。現時点では、神奈川県で初の取り組みとなる。
2019年に横須賀市が導入した「パートナーシップ宣誓証明制度」は、戸籍上の性別にとらわれないパートナー2人の関係性を市が公に証明することで、当事者の生きづらさを解消する目的があった。
今回導入される「ファミリーシップ制度」では、パートナー2人の関係性だけでなく、子や親なども含めて家族であることを示すことができるため、病院などでの事情説明や関係性の証明がしやすくなることが期待される。
また、当事者にとっては、家族として社会から認められているという安心感を得ることができるだろう。
横須賀市ファミリーシップ制度の主な特徴
- 家族として届け出ることができる対象者を、子どもや親などの「近親者等」とし、範囲をより広く捉えることで家族の想いに配慮する。
- 子どもや家族などの来庁を任意とすることで、手続きの手間や心理的な負担を軽減。
- 家族の氏名を表面に示した「(仮称)ファミリーシップカード」を希望者に配布。
横須賀市では、制度の導入を機に利用可能な行政サービスの充実を図るとしており、実際の運用例としては、市立病院での家族としての対応などが想定されている。また、希望により住民票の続柄を「同居人」から「縁故者」へ変更するといった対応もありうるという。
問い合わせ
横須賀市 市長室人権・ダイバーシティ推進課
- 所在地:横須賀市小川町11番地(本館2号館 2階)
- TEL:046-822-8228
- FAX:046-822-4500