【鎌倉 観光スポットレポ】大長寺 - 徳川家康ゆかりのお寺を参拝する
徳川家康にまつわるエピソードがたくさんあります
鎌倉市岩瀬に【大長寺】という浄土宗のお寺があります。
「亀鏡山護国院」と号します。
天文17年(1548)に創建されました。
鎌倉時代よりもかなり後の戦国時代の創建ですね。
織田信長が勢力を増していた時期です。
開山は感譽存貞で、本尊は阿弥陀仏如来です。
開基といわれる北条綱成は、玉縄城主だったそうですよ。
玉縄という地名は鎌倉市北部に今もあります。
お寺には、鎌倉市指定文化財の北条氏綱室浅倉氏像もあるそうですよ。
立派な山門です。
山門をくぐって本堂に至るまでの参道には途中に階段もあります。
厳かな雰囲気があり、空気が引き締まりました。
また、お寺の周囲には竹林が広がっていました。
竹が涼やかにそよいでいます。
静けさと厳かさがミックスされていて、とても居心地の良い空間でした。
境内には立派な蔵がありました。
門にある家紋に注目してください。
徳川家の家紋ですね。
先ほど開基の北条綱成が玉縄城主だったとのお話をしましたが、なんと豊臣秀吉による小田原征伐の際に徳川家康の名を受け、時の住職暁誉源栄が植木村の龍宝寺住職、良達とともに玉縄城主北条氏勝を説得して開城につなげたというエピソードがあります。
暁誉源栄は愛知県岡崎市にある松平家菩提寺の大樹寺で修行をしていたため、徳川家康と古くから面識があったそうですよ。
徳川家康に関するエピソードは他にもあります。
創建当初は「大頂寺」と名乗っていたのですが、山号が「亀鏡山」であることを聞いた家康が、亀は大長寿なので「大長寺」と名乗るよう寺名を変えさせたという話です。
そんな話があるぐらい徳川家康との関係が深かったのでしょうね。
さらに、境内には徳川家康お手植えといわれる銀杏もあったそうです。
鐘つき堂と、本堂です。
どちらも派手さはなく、品の良い佇まいですね。
大晦日には除夜の鐘もつかれるのでしょう。
近隣の住民の方々が多くいらっしゃいそうですね。
落ち着いた気持ちで新年を迎えられそうです。
私が行った時には本堂が閉められていました。
また行って、阿弥陀仏如来像を参拝したいと思っています。
みなさんもぜひ【大長寺】にご参拝ください。
鎌倉の地で徳川家康に思いを馳せてみるのもまた一興ですよ。
施設詳細
【大長寺】
■住所:〒247-0051 神奈川県鎌倉市 岩瀬1464
■電話番号:0467464428
駐車場あり
アクセス
JR・湘南モノレール大船駅から徒歩約20分