【鎌倉 遊びスポットレポ】鎌倉中央公園 - 市民の憩いと活動の場②
鎌倉で田んぼが見られます
鎌倉市山崎に【鎌倉中央公園】があります。
前編の記事はこちらです。
【鎌倉 遊びスポット紹介】鎌倉中央公園 - 市民の憩いと活動の場①
前編の記事でもご紹介しましたが、「若宮会」や「木っこリーズ・サポート」、「樹楽会」といった多くの市民団体が公園サポーターとしてこの公園で活動しています。
他にも盆栽などを作っている「路草会」や、谷戸塾と銘打って公園内の谷戸で里山体験などを実施している「山崎・谷戸の会」などがあります。
ここからは「山崎・谷戸の会」にスポットを当てていきます。
「上池」や「下池」を越えてさらに奥に進むと、湿地エリアが現れます。
前編でご紹介した「湿生花園」よりもかなり広いエリアです。
この湿地エリア辺りから「谷戸」に入っていきます。
「谷戸」とは、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形のことです。
浄智寺周辺や山崎・台峯緑地など、北鎌倉には谷戸が非常に多くあります。
このエリアでは植物や生物の保護を行なっており、貴重な生き物たちが住んでいます。
前編でご紹介した整備されているエリアとはまた違った雰囲気ですよ。
こちらは「野外生活体験広場」です。
とても広い空間で、農家風の休憩舎もあります。
「山崎・谷戸の会」では田んぼ、畑、雑木林の管理作業の体験を通して豊かな自然に触れています。
この空間は、そういった体験全体の拠点ともいえる場所ではないかと思います。
「野外生活体験広場」に面して田んぼがありました。
体験学習用の田んぼで、畔と生き物を守るための活動の時以外は入れません。
すっかり稲が収穫に近づいていますね。
彼岸花とのコントラストが素敵です。
さらに奥にはもっと大きい田んぼもありました。
鎌倉市には田んぼがあまり多くありません。
まさかこのような田園風景が見られるとは、と感動しました。
ほっと安心する風景で、優しい気持ちになれます。
夏の間の鮮やかな青も素敵でしたよ。
古き良き日本の風景を愛でるのもいいですが、この風景を維持し、管理していくことの大変さを学ぶことがより大事だと思います。
「山崎・谷戸の会」では子どもから大人までみんなが大変な思いをしてこの素晴らしい風景を作り上げています。
そういった努力に感謝しなくてはいけませんね。
尊敬します。
みなさんもぜひ【鎌倉中央公園】に足をお運びくださいね。
豊かな自然を感じ、自らも自然を守るために一体どんなことができるのかを考えるいい機会ですよ。
施設詳細
【鎌倉中央公園】
■住所:〒247-0066 神奈川県鎌倉市山崎1667
■電話番号:0467452750
■開園時間:8時30分~17時15分
■入場料:無料
駐車場あり(予約制)
アクセス
湘南モノレール湘南町屋駅から徒歩約12分