【鎌倉 観光スポットレポ】龍口明神社 - 鎌倉最古の神社を参拝する
江ノ島でも有名な「五頭龍と弁財天」の伝説ゆかりの神社です
鎌倉市腰越に【龍口明神社(りゅうこうみょうじんじゃ)】という神社があります。
古墳時代の538年創建と伝わっており、鎌倉市に現存する一番古い神社です。
祭神は玉依姫命および五頭龍大神です。
古墳時代に創建されたとは驚きですね。
当時、山となった五頭龍大神を祀るために村人たちが現在の藤沢市片瀬にある龍口山の龍の口に当たるところに社を建て、それがこの神社の発祥となったそうです。
五頭龍大神とは、鎌倉と江ノ島に伝わる五頭龍と弁財天の伝説に登場する一身五頭の龍神です。
長大な湖に棲んでいた五頭龍は国土を荒らし、暴悪を働き、人々を苦しめ、村の子供を食べるようになりました。
そんなある時に、空から十五童子を従えた弁財天が降臨されました。
弁財天の美しさにひかれ思いをよせた五頭龍は、それまでの悪事を弁財天に戒められ、その後は行いを改めて人々を助け慈悲の徳を施すようになったそうです。
その後、弁財天と誓いをなして山と化し、人々を災害から守り、国家安泰の神となりました。
このエピソードは江ノ島神社でも知ることができます。
夏に開催される『江の島灯籠』というイベントは、この五頭龍と弁財天伝説が肝のイベントです。
湘南人でもイベントの様子をご紹介していますのでぜひご覧ください。
幻想的な灯籠が夏の夜を彩ります。
【藤沢 イベントレポ】江の島灯籠2022 - 大人も子供の楽しめる、幻想的なライトアップ!
広々としていて気持ちのいい境内です。
開放的で穏やかな空気が流れていました。
元々龍口明神社は藤沢市片瀬にある龍口寺の西隣に建っていたそうですが、関東大震災により全壊してしまいました。
改築はしましたが、 昭和53年に江の島を遠望し龍の胴にあたる現在の地へ移転したそうです。
毎年10月上旬の土日に例祭が行われるのですが、その時には神輿を江ノ島まで運ぶ「神輿渡御」があるそうですよ。
御神木も立派でした。
樹齢は長いはずですが、元気の良さそうな緑の葉がついていました。
みなさんもぜひ龍口明神社をご参拝し、五頭龍と弁財天の伝説に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
施設詳細
【龍口明神社】
■住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越1548−4
■拝観時間:9時00分~17時00分
■拝観料金:志納
■電話番号:0467320833
※駐車場あり
アクセス
湘南モノレール西鎌倉駅から徒歩約5分