【鎌倉 イベントレポ】しごとてん2024-街全体が教室に!こどもたちに豊かな経験をさせてくれるイベント
楽しみながら様々なしごとを知ることができる体験型イベント
2024年8月23日(金)~8月25日(日)の3日間、鎌倉市の「MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉」を中心に市内各所で「しごとてん2024」が開催されました。
「しごとてん」は、鎌倉市内の企業が参加し、こどもたちがいろいろな仕事を見たり体験したりすることで「しごとってなんだろう?」「はたらくってどういうことだろう?」ということが学べる、今年で3周年を迎えたイベントです。
こどもに人気の消防や駅や電車のしごと、鎌倉ならではの鎌倉彫のしごと、主催しているかまくらFMによるDJ体験などたくさんのプログラムがありました。対象は小学生が中心ですが、ラジオDJは4歳から参加できます。
今回は小学校2年生の息子と一緒に、鎌倉に研究所のある三菱電機株式会社さんによる「現役研究者とアイデアミーティング AIと暮らす未来を考えよう」のプログラムに参加してきました。
会場は「MUJIcom ホテルメトロポリタン鎌倉」。この日、同じ時間に 「シャツのつくり&たたみ方講座」も開かれ、にぎわっていました。そのあとの時間からは「こどもDJ体験」も行われるとのことで、DJブースも用意されていました。
AI研究者になってみよう!現役研究者と一緒にみんなでディスカッション
「現役研究者とアイデアミーティング AIと暮らす未来を考えよう」。この回の参加者は2年生、3年生、5年生の男の子ばかりの4人でした!現役の研究者である方や、デザインをされている方がお話をしてくださいます。
自己紹介のあと、こどもたちは身近なAIを発表しました。エアコンやお掃除ロボット、空港のロボットという意見も出ました。AIについて考えるというのは少し難しいかな?と心配していましたが、2年生の息子でも入りやすいアプローチで、リラックスして参加できていました。
「AI研究者になってみよう!」というテーマでまずは 「AI=人工知能」にふれることから。会話ができるAIや、絵を描いてくれるAIを体験しました。特に絵を描いてくれるAIでこどもたちは大盛り上がり!「顔が鳩で体が猫の絵を描いて!」など、こどもならではの発想でみんなとっても楽しそうでした。
AIがどう答えてくれるか?どういう質問だとイメージに近づき、どういう質問だとAIが勘違いしてしまうのか?が実際に体感でき、面白い体験だと思いました。
AIについて理解を深めたあとは、このプログラムのテーマである「AIと一緒にくらす未来」をこどもたちが実際に考えてみます。
研究者の皆さんの力も借りながら、「どんなものがあったらいいかな?」「どうやったらできるかな?」「どんな問題が起こるかな?」と、こどもたちもすっかり研究者になって真剣に考えていました。
こどものふわっとしたイメージでも、研究者の方が「それ、いいね!」と肯定しながら聞いてくださりアドバイスしてくれるので、みんな楽しそうでした。
最後はみんなで発表をしました。ドローンの新しいアイディアや、暑い夏にAIに助けてもらうアイディアなど、こどもならではの視点で、おもしろい製品ばかりでした。どの子もいきいきと発表をしていて、聞いている大人たちも楽しい時間でした。
画像出典:湘南人
おしごと体験を通して「スキ」を見つけよう!
これまではAIといってもそこまで知識のなかった息子でしたが、イベントを通して、日々の生活でも「これはAIでなにかできるかな?」と考えたり、ぐっと身近になった様子。
興味があることはあっても、それが将来どんな仕事に結びつくのか?を知ることができる機会はあまりないので、親子ともにとっても有意義なイベントでした。
湘南地域で働く人の仕事を聴いて、見て、体験する「しごとてん」。こどもたちにさまざまな仕事を体験してもらい、「生きるチカラ」にという想いで、地域の企業が参加しているこのイベント。プログラムも豊富なので、次回もまた参加してみたいと思います。
今後は湘南の別の地域での開催も予定しているとのこと。お近くで開催された際にはぜひこどもの新しい発見を応援してみませんか?
イベント情報
【しごとてん2024】
■会場:鎌倉市内各所(各プログラム内容による)
■会期:2024年 8月23日(金)~8月25日(日)
■入場無料(一部有料プログラムあり・定員に達し次第受付終了)
※事前予約申し込み制
■主催:鎌倉エフエム放送株式会社
■お問合せ:shigototen.kamakura@gmail.com
■後援:鎌倉市、鎌倉市教育委員会、鎌倉市社会福祉協議会
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