【平塚市】消防署が16年ぶりに救助工作車を更新
平塚市消防署は、2008年から配備していた救助工作車を高性能な車両に新調した。16年ぶりに更新されたこの救助工作車は、9月6日(金)から救助現場の最前線で活躍する予定だ。
この救助工作車は、交通事故で車内に閉じ込められた人を救出するなどの救助活動を専門に行う車両で、本市で配備されるのは1台のみだ。近年多発する複雑多様化・激甚化した災害に対応するため、バッテリー式油圧救助器具などの最新の救助資機材を積載している。
更新車両の概要
新しい救助工作車の基本情報は以下の通りだ。
- ベース車両:日野レンジャー(シングルキャブ)
- 全長:7.97m
- 全幅:2.38m
- 高さ:3.3m
- 総排気量:5.12L
- 総重量:11,940kg
- 乗車定員:6人
車両構造
新しい救助工作車は、後部座席の空間を広くしたバス型と呼ばれる構造を採用している。この構造により、車内で個人装備の装着や救助資機材の準備が可能であり、現場到着後、速やかに救助活動を開始できる。
救助資機材
新しい救助工作車には、以下の救助資機材が搭載されている。
- バッテリー式油圧救助器具(交通事故等で使用)
- 油圧ウインチ(車両牽引等で使用)
- 油圧クレーン(重量物を排除するために使用)
- 照明装置(夜間活動時に使用)
配備先および運用部隊
この新しい救助工作車は、平塚市消防署本署に配備され、本署救助隊が運用する。
事業費
救助工作車の更新には、総額149,050,000円がかかっている。
問い合わせ先
平塚市消防署
担当:消防総務課 施設整備担当
電話:0463-21-9725