【鎌倉市ニュース】鎌倉市立保育園で園児の連絡ノートが所在不明
2023年6月30日、鎌倉市は市内の保育園で園児の連絡ノートが所在不明になっていることを公表した。
連絡ノートの所在不明の概要
連絡ノートが所在不明となっているのは鎌倉市立深沢保育園で、保護者と保育士とが園児の日々の健康状況等や、園での園児の様子を相互に伝えあう連絡ノート1冊の所在が分からなくなるという事案が発生した。
今回の対象児童は、深沢保育園に入所している4歳児と2歳児のきょうだい。
連絡ノートには児童の氏名や園・家庭での様子等の個人情報が記載されており、保護者が登園時に職員室前に設置した年齢別の鍵付きのポストに入れることとしている。
職員はポストの鍵を開け、確認しながらクラス毎のかごに移し、各保育室に持って行くという流れになっている。
連絡ノートが所在不明となった経緯
6月1日(木)
7時30分頃
対象児童が登園。
8時00分
別のクラスのポストに2歳児の連絡ノートが入っていたことに職員が気づき、2歳児のかごに移し替える。
8時45分
4歳児クラスのポストを開け、かごに移し替える際、当該4歳児の連絡ノートが見当たらないことが判明。
4歳児の荷物を確認するも見当たらなかったため、保護者に連絡したところ、ポストに入れたと思うとの回答。
保護者には家でも探すよう依頼するとともに、保育園内をあらためて捜索。
6月2日(金)
保護者から、家を探したがなかったとの回答。
6月5日(月)
鎌倉市立深沢保育園の職員10名で、17時から19時まで園内を探したが見当たらず。
6月6日(火)
園長が保護者に対し、園内を探したが見当たらなかったことを報告し、謝罪。
連絡ノートの捜索は、保護者へ謝罪を行った後も引き続き行っている。
今後の対応について
鎌倉市立深沢保育園においては、2022年3月にも同様の案件が発生していている。
再発防止策として鍵付きのポストを用意し、その鍵も慎重に管理するなどしていたが、今回再び同様の事案が発生した。
連絡ノートについては、連絡ノートや出欠確認の機能を持ったタブレット端末の運用に向けて作業を行っているため、今後は不要となる。
その他の個人情報の取り扱いについては、あらためて管理の徹底を図るとしている。