【大磯町】精神障害者保健福祉手帳で4月から鉄道運賃の割引制度が開始

2025年4月1日から、精神障害者保健福祉手帳所持者に対する鉄道運賃の割引制度が開始される。これまで身体障害者手帳や療育手帳所持者には適用されていた公共交通機関の運賃割引が、精神障害者保健福祉手帳所持者にも拡大されることになった。
この制度変更に伴い、精神障害者保健福祉手帳には新たに「第1種」または「第2種」の区分が記載されることになる。手帳への印字対応が整うまでの期間は、スタンプ等による対応が行われる。
割引制度の対象者
- 第1種(精神障害者保健福祉手帳1級所持者)
- 第2種(精神障害者保健福祉手帳2級または3級所持者)
割引適用の注意点
以下の場合は割引が適用されないため注意が必要だ。
- 「第1種」または「第2種」の記載がない手帳
- 有効期限が切れた手帳
- 写真が貼付されていない手帳
手帳記載の手続き方法
既に手帳を所持している場合は、以下の手続きが必要となる。
- 手帳を持参の上、障がい福祉係窓口で「第1種」または「第2種」のスタンプ押印を受ける
- 有効期限切れの場合は更新申請が必要(新しい手帳交付まで2-3ヶ月)
- 顔写真未貼付の場合は、顔写真(縦4cm×横3cm)とマイナンバーカードを持参し発行申請が必要(交付まで1-2ヶ月)
問い合わせ先
- 町民福祉部 福祉課 障がい福祉係
- 電話:0463-73-4530
- FAX:0463-73-1285
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筆者のコメント
湘南エリアは電車での移動が便利な地域だが、これまで精神障害者保健福祉手帳所持者への運賃割引がなかったことは大きな課題だった。
近年、メンタルヘルスケアの重要性が高まる中、この制度改正は社会的包摂の観点からも大きな一歩と言える。
春の訪れとともに始まる新制度により、手帳所持者の方々の行動範囲が広がり、より充実した生活を送れるようになることを期待している。
湘南の素晴らしい海や自然を、より多くの人々が気軽に楽しめる環境が整うことは、地域としても喜ばしいことだ。