【逗子 観光スポットレポ】名越緑地-春の息吹を感じてパワーチャージ
春が来た!
みなさんは春が来た!と感じる瞬間はどんな時でしょうか。身近なところで、ふと感じられる春がみなさんそれぞれにあると思います。
今回訪れた「名越緑地」は、そこに息づいているものたち全てから、春が来たことを感じさせてくれる生命力に溢れた場所でした。
逗子に残る遠い昔の原風景
逗子は海や山などの自然に恵まれたまちです。
中でも久木には、元来の自然が残るとても綺麗な里山が残されています。
この辺りではホタルやザリガニ、その他様々な生き物、植物がみられます。里山原風景と豊かな生態系の保全を目標に、ボランティア団体と個人会員からなる「逗子名越緑地里山の会」の活動によりこの自然が守られています。また、タイヤのぶらんこや水路を渡る橋など子どもたちの遊び心をくすぐる場所です。ぜひ親子で訪れてみてください。
参照元:名越緑地|逗子市・逗子市観光協会
名越緑地自体は縦長の形をしていて、奥手側が山に接していて、なだらかに傾斜のついた地形を活かした緑地になっているようでした。上手のほうでは畑や田んぼが段々になっていました。
下手の方は、一歩踏み入れてみると印象的だったのは、湿地のように山からの水が一面に染み込んでいて、道がついていないところに足を踏み入れてしまうと靴が濡れてしまうほど。地面が生きているような感覚さえ覚えます。
それほど水が潤沢なので、もちろん小川が流れ、小さな池には春の風物詩、オタマジャクシがいました(写真はまだ卵の時)。こんなにたくさんのオタマジャクシは見たことがない!というほど。それこそ、ここが原風景と呼ばれる前、当たり前の光景だった時代にはよく見られていたのかもしれません。
私自身、あまりに興奮して、子どもに見せてあげたいと後日再訪問したほどです。
水辺には季節の山菜であるセリ、ハコベ、少し乾いた日当たりのいいところにはヨモギなど、沢山の春の恵みが芽吹いていました。
周辺は木々に囲まれ、ハイキングコースにも繋がっているだけあり山を背負っているような名越緑地。この豊かな緑地を育む理由も、そこにあるのかもしれません。
山を見上げれば、ちらほら山桜も見え、鳥たちの声も緑地に響いてくるこの心地よい空間は、いつまでも次の世代に残していきたい場所なのではないでしょうか。
周辺には、名越尾根道を伝って「お猿畠の大切岸」や「名越切通」、「衣張山」などハイキングとしても楽しめる名所もあります。
さらに足を伸ばせば鎌倉方面「報国寺」、「杉本寺」などざまざまな観光名所にも訪れることができます。
春を全身で感じたい!という方には是非おすすめしたい場所です。
逗子駅から歩いても20分ほどで、癒しの原風景に浸れるのは贅沢なひとときではないでしょうか。
1人で、家族で、仲間で、どんなときも居心地の良い空間に私もまた訪れ見守っていきたいと思っています。
地図
◾️住所:〒249-0001 神奈川県逗子市久木9-4-26
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