【小田原 学びスポットレポ】小田原宿なりわい交流館 - 小田原体験から休憩まで、昔も今も人々が集まる場所
観光・体験・休憩スポットとして
魅力的な観光スポットが沢山ある小田原で、街歩きの合間に立ち寄った「小田原宿なりわい交流館」をご紹介します。
この施設は、誰もが立ち寄れる「お休み処」として平成13年に開館し、近隣住民はもちろん、観光客の憩いの場として親しまれています。
施設の名前にもある「小田原宿」とは、旧東海道の江戸・日本橋から数えて9番目の宿場です。
昔ながらの街並みが残る城下町の中に、溶け込むように佇む建物は趣がありますね。
建物について
この建物は、関東大震災 (大正12年)」により被害を受けた建物を、昭和7年に再建したもので、小田原の典型的な商家のつくりである「出桁造り (だしげたづくり) 」という建築方法が用いられています。また、2階正面は出格子窓になっていて、昔の旅籠の雰囲気を醸し出しています。内部の意匠に特徴的で、特に2階は、震災後に耐震工法として採用された洋小屋の構造を取り入れているなど、当時の小田原の時代背景を感じさせる重要な建物です。
出典:小田原なりわい交流館看板 「建物について」(神奈川県小田原市) - 2023年1月22日(日) 撮影
1階のお休み処には自由に入ることができ、小田原の観光情報やパンフレットが置かれています。
無料でお茶やお水の提供もあります。
椅子やベンチが置かれているので、ちょっとした休憩に嬉しいですよね。
「小田原」と書かれたベンチは、「小田原ちょうちん」をイメージしているのでしょうか。
小田原はちょうちんの街としても知られ、「小田原ちょうちん光のアートフェア」というイベントが開かれるほどです。
小田原宿なりわい交流館では、定期的に小田原ちょうちんの製作体験が行われています。
毎月第2・4日曜日に製作体験を行なっているそうで、この日はちょうど体験を行なっている日でした。
お座敷でワイワイと楽しそうにちょうちん製作していました。
自分で作ったものってなんだか愛着が湧きますよね。
小田原観光の記念に「小田原ちょうちん」を製作してみるのも楽しそうですよ。
そして、入り口のドアガラスには「マンホールカード『小田原巡り』はこちらで配布しております」との案内が書かれています。
マンホールカードとは、GKP(下水道広告プラットフォーム)が日本のマンホールの蓋への理解・関心を深めてもらうコミュニケーションツールとして、全国の地方公共団と共に発行しているものです。
小田原市は現時点で3種類のマンホールカードが発行され、そのうちの1種類がこちらで配布されています。
中の係の人に声をかけ、アンケートに答えると、マンホールカードがもらえますよ!
配布・休止などの状況は小田原市ホームページで随時更新されているので、欲しい方は事前に確認してみてくださいね。
私も記念にもらいました。
余談ですが、小田原市は湘南きってのデザインマンホールの宝庫です。
この『小田原巡り』のデザインマンホールなども紹介しているので、気になった方はこちらもぜひご覧くださいね。
【小田原 学びスポットレポ】小田原 マンホールの蓋 - ご当地マンホールの宝庫!マンホールアートを目印に観光スポットを巡る<前編>
【小田原 学びスポットレポ】小田原 マンホールの蓋 - ご当地マンホールの宝庫!定番マンホールからスペシャルマンホールまで<後編>
今回は観光の途中にフラッと立ち寄ったのですが、小田原の歴史や文化が感じられる場所として魅力が詰まっているなと感じました。
観光案内や小田原ちょうちん製作体験などを通して、人々の交流が生まれ、昔も今も活気ある場所になっています。小田原観光の際は、「小田原宿なりわい交流館」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
施設紹介
【小田原宿なりわい交流館】
■住所:〒250-0012 小田原市本町3-6-23
■電話番号:0465-20-0515
■開館時間:
◇観光案内・お休み処(1階) ※入館料無料、飲食物持ち込み可
・4〜10月:10:00〜19:00
・11〜3月:10:00〜18:00
◇イベントスペース (2階)
・10:00〜22:00 ※事前予約制
◇小田原ちょうちん製作体験
・開催日時:毎月第2・4日曜日 10:00〜16:00
・5人以上で体験希望の方は、事前予約が必要です
・小田原市観光協会 (電話番号:0465-20-4192 )へご連絡ください
■休館日:12月31日 ※そのほか臨時休館有り
■駐車場:無し
■その他:トイレ利用可、Wi-Fi利用可
アクセス
小田原駅東口より徒歩15分