【鎌倉 イベントレポ】前編:令和6年能登半島地震被災地応援・募金&物産販売・現地活動報告会 - 鎌倉から能登へ、想いを届ける3日間
鎌倉の団体が力を合わせて、急遽開催。
2024年元旦16時10分に起きた能登半島地震から1ヶ月半経った週末、令和6年能登半島地震被災地応援・募金&物産販売・現地活動報告会が開催されました。
こちらの前編では募金活動や物産販売、後編では震災発生2日後に現地入りしたメンバーによる報告会をレポートします。
会場となった鎌倉は、朝から青空が広がっていました。
このイベントを主催した3.11All鎌倉実行委員会は、2011年3月11日の東日本大震災発生以降、復興への想いを持った有志が集まって立ち上げた支援団体で、今もなお活動を続けています。
忘れないでいよう。
みんなで応援を続けよう。
災害を経験した人たちの言葉や支援してきた人たちのノウハウを将来への知識としよう。
そしてこの鎌倉に大きな災害があった時に備える力になろう。参照元:3.11All鎌倉実行委員会
参照元:〜あれから10年 心をひとつに 東北へ~鎌倉から想い続ける いつまでも~
今回のように素早く現地に足を運び、募金&物産販売・現地活動報告会というActionを起こすことができたのは、東北の被災地での経験と、団体同士・メンバー同士の強い繋がりができているからだと言います。
パネルを作成展示したのは、東日本大震災をきっかけに宮城七ヶ浜と繋がった七七支援隊です。
支援隊メンバーの仲間の実家が被災したため、1月3日深夜に先発隊が現地へ向かいました。
まず必要なものは何か?
確認したところ、崩れた屋根を覆うためのブルーシートが手に入らないということで、メンバー同士で声をかけ合って、ブルーシートを集めました。
まず向かった先は、仲間の実家である七尾市の宮本水産です。
牡蠣工場が被災し、屋根や建物内、外壁が崩れ、床がひび割れるなどの被害を受けました。
現地では、雨が降る中崩れた屋根にブルーシートをかけ、二次災害を防ぐ作業をしたと言います。
募金活動&物産販売
さて、今回の能登支援イベントは鎌倉駅の東口と西口で開催されました。
こちらは鎌倉駅東口にある、きらら鎌倉(鎌倉生涯学習センター)です。
販売された物産は、餅や米、いしるなど、現地で仕入れた品々です。
人気は能登の塩で、あっという間に完売しました。
石川県七尾市中島地区の高台にある棚田で作られた能登の心米と、宮本水産の能登かき佃煮が人気でした。
高校生から大学生も参加し、有志による物産販売と募金活動が行われました。
鎌倉駅西口の会場は、時計台前の広場です。
こちらで販売された物産は、主に加賀棒ほうじ茶、能登かき佃煮、味噌、米など、メンバーが現地の商店で購入したものです。
手描きのPOPが素敵でしたよ。
週末に開催されたので観光客も多く、能登に旅行に行ったという方や海外からの旅行者も募金をしていました。
募金箱を持っているのは、3.11All鎌倉実行委員会と防災普及学生団体 Genkaiのメンバーです。
中学生から高校生が中心となって活動しています。
活動メンバーは募金箱を首から下げて、道ゆく人に募金協力の声かけをしていました。
募金箱めがけて走ってくる子どもも多かったのが、とても印象的です。
物産は完売し、支援募金は計340,468円になりました。
売上利益と合わせて、全て鎌倉市と鎌倉市社会福祉協議会による令和6年能登半島地震支援募金に寄付されました。
募金したいという方は、市役所本庁舎や社会福祉協議会(福祉センター)などに、当面の間募金箱が設置されているそうですよ。
詳細は市役所のホームページをご覧ください。
後編は、どんな準備が行われたか、また、貴重な現地報告会をレポートしましたので、続けてこちらをご覧ください。
【鎌倉 イベントレポ】後編:令和6年能登半島地震被災地応援・募金&物産販売・現地活動報告会 - 鎌倉から能登へ、想いを届ける3日間
写真は、宮本水産のかき工場にかけてあった時計です。
震災発生の16時10分で止まったまま、震災の大きさを物語っています。
イベント紹介
【令和6年 能登半島地震被災地応援・募金&物産販売・現地活動報告】
■開催日程:2024年2月10日〜12日 10時〜15時
■主催:3.11All鎌倉実行委員会 NPOセンター鎌倉
■開催場所:きらら鎌倉(鎌倉生涯学習センター)及び 鎌倉市旧駅舎時計台前
アクセス
きらら鎌倉(鎌倉生涯学習センター)
鎌倉駅東口から 徒歩1分
鎌倉市旧駅舎時計台前
鎌倉駅西口 目の前