【茅ヶ崎 グルメレポ】cafe & bar kazoku - 家族っていいな、を感じる温かい場所
昼間はカフェ、夜はバーなお店
とあるイベントに出店していた「cafe & bar kazoku」というお店のアップルパイを食べて、とても美味しかったので実店舗を調べたら、ミートパイのランチやお酒に合うディナーを楽しめることがわかり早速伺ってきました。
場所は辻堂駅西口から浜竹通りを10分ほど歩き、「浜竹二丁目」の交差点を右折してしばらく進んだところになります。
オープンから1周年を迎えたばかりのお店は、外観・内観共にキレイでシックな印象。
広々とした土間づくりになっていて、ベビーカーでも入店しやすそうです。
ベビーチェアやおむつ替えシートも完備。
ペット用のリードフックもありました。
ふかふかのソファに腰かけ、看板メニューのミートパイプレート(税込1,000円)を注文。
+200円でソフトドリンクをセットにできるため、ホットコーヒーをつけました。
焼きたてを提供するため20分ほど待ち時間があります。
その間、店主の入江幸希子さん(通称:サッコさん)にお話を伺いました。
思い出の父の味を再現
サッコさんは子どもの頃、フレンチシェフだったお父様が手作りしたミートパイが身近なおやつだったそう。
大人になって親元を離れてから、食べたいと思ってもパイの専門店は少ないことに気づきます。
そこで自分で作ってしまおうとお店を構えることに。
熊本に住むお父様に何度も電話でレシピやコツを聞きながら、思い出の味に近づけるよう作り続けてきました。
そんな温かい家族のストーリーが詰まったミートパイ。
熱々の状態でテーブルに運ばれてきました。
ふっくらと膨らんで香ばしいパイ生地をフォークとナイフで音を立てながら切り分ける幸福といったらありません。
外はパリパリ、中はしっとりしたパイの中に包まれていたのは、お肉と野菜たっぷりの甘いミートソース。
添えられた無農薬野菜のサラダやキャロットラペとの相性も良く、ボリューミーだなと思いつつペロリと平らげてしまいました。
ブラックペッパーとタバスコが添えられているので、途中で味を変えて楽しむことも◎
付け合わせの蓮根のきんぴらはお酒にも合いそう!と感じた一品。
とろとろの玉ねぎが入ったコンソメスープがホッとさせてくれました。
十分美味しいミートパイですが、実はまだ100%再現できたとは思っていないというサッコさん。
お父様が元気なうちに完成させることが目標と語ってくれ、心の後味もジーンと温かいものをいただけました。
馬刺しやもつ煮など九州料理も楽しんで
さて、夜はバーになるだけあって、カウンター席の向かいにはピカピカに磨きあげられたグラス越しにお酒がずらり。
ダーツの的も存在感を放っていました。
サッコさん曰く「バーというより居酒屋に近いかも」とのことで、おつまみは馬刺しや九州風もつ煮込みなど、熊本育ちのサッコさんならではのメニューが並ぶそうです。
熊本の地酒や種類豊富なワインも楽しめる、こんなお店が近くにほしい人はたくさんいるはず!
サッコさんと共に厨房に立つのは旦那様の弟さん。
お酒に詳しいそうなので夜の部では頼りになる存在です。
テイクアウトも可能で、ミートパイ、アップルパイのほかランチボックスやもつ煮込みもお持ち帰りできます。
パイは自宅のトースターで焼き直すのがおすすめだそう。
家族の味を引き継ぎ、家族で守っていく素敵なお店と出会うことができ、これからも応援していきたいと思う帰り道でした。
店舗紹介
【cafe & bar kazoku(カフェアンドバーカゾク】
■住所:神奈川県茅ケ崎市松浪1-8-14 松浪ビル1F
■TEL:046-755-5159
■営業時間:Lunch 11:30~14:30 Dinner 17:30~23:00 ■定休日:水曜
アクセス
■辻堂駅西口より徒歩約15分
■正面にコインパーキング有