【小田原市】川崎長太郎の未発表俳句連作「しほざゐ集」を特別公開!
小田原市にある小田原文学館にて、地元出身の小説家・川崎長太郎の貴重な資料が特別公開される。展示では、未発表だった「しほざゐ集」の自筆原稿や、彼の俳句色紙、落款印なども紹介される。
小説家としてだけでなく、俳句の分野でも多くの名句を残した川崎長太郎。彼の貴重な俳句資料をじっくり鑑賞することができるこの展示は、文学ファンには見逃せないイベントだ。
展示内容
- 俳句連作「しほざゐ集」自筆原稿
- 俳句色紙、短冊
- 川崎所用の落款印(印文「長太郎」)
- その他俳句に関連する資料
日時
2024年8月6日(火)~9月16日(祝)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
場所
小田原文学館本館 1階展示室(南町2₋3₋4)
入館料
一般:250円、小・中学生:100円
※常設展の観覧も可
川崎長太郎とは
川崎長太郎(1901〜1985)は、小田原町万年(現浜町)出身の小説家で、「抹香町」「伊豆の街道」などの作品で知られている。俳句も盛んに作り、多くの名句を残した。
代表句のひとつ「春きたる 海辺のみちで 鳥のまね」は、小田原市内の文学碑にも刻まれている。
略歴
- 1901年:小田原町万年にて誕生
- 1925年:処女小説「無題」を発表
- 1935年:「余熱」で芥川賞候補
- 1954年:代表作『抹香町』『伊豆の街道』を刊行
- 1977年:菊池寛賞を受賞
- 1981年:『川崎長太郎自選全集』で芸術選奨文部大臣賞を受賞
- 1985年:肺炎のため死去
問い合わせ先
小田原市文化部図書館
電話:0465-49-7800
詳しくは市ホームページを確認ください。