【茅ヶ崎 体験レポ】のんびり アートのひろば-誰でも自由に心置きなくアートに触れる「居場所」
誰でものんびり アートと過ごせるひろば
JR茅ケ崎駅北口より約徒歩8分。茅ヶ崎市民文化会館で、毎月開催されている「のんびり アートのひろば」。茅ヶ崎市の文化芸術教育プログラムの一環として、(公財)茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団×NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会の主催で2023年12月よりスタートしました。
赤ちゃんや未就園児は、自由な発想で感性を育てる機会に、また、保護者は育児のリフレッシュや情報交換の時間に。赤ちゃんから大人まで、誰でも参加できるイベントです。
その他、コロナ禍や様々な事情で外出が難しかった方や外国人の方などが「気軽に立ち寄れる場所」という働きも兼ねています。
「アート時間」のススメ
このイベントには様々な工夫がなされています。その一部をご紹介しましょう。
まず、画材道具などマテリアルが充実していること。
机に並んだペンやクレヨンなどを見ると、「これを使ってみようかな…」と選ぶ際にもワクワクします。
「のんびり アートのひろば」で用意される画材道具は、NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会が培ってきた経験をもとに、スタッフが様々な参加者の気持ちに対応する働きかけを後押しできるものがセレクトされているそうです。
マスキングテープや画用紙、ポスターの裏など豊富に用意されています。絵を描くのが苦手な方でもトレーシングペーパーを利用すれば、上から絵をなぞるだけなので、取り組みやすいのも魅力です。
本を読みながらアートに触れることができたり、スタッフが、育児の話やアートへの苦手意識解消への働きかけなど、その人に寄り添う声かけや提案をしてくれるので、安心して参加できます。
さらに、多くの方が利用しやすいように、偏らない日時が設定されている点もポイントです。夕方の開催時には、「リフレッシュできる!」と仕事帰りに立ち寄る方もいるそう。
自分自身が「アーティスト」になれる時間
参加者は、それぞれ自分なりのアートへの触れ方・楽しみ方で過ごしていました。
ポスター裏に自由に絵を描く女児。自由に表現を楽しんでいました。
寝そべって描くことができるスペースもあるので、未就園児ものびのびと表現できます。
熱中して色を塗る姿が印象的でした。
大人の方もスケッチや絵を描いて楽しんでいました。
自分の描きたいものや、作りたいものに取り組めます。
その他、本を読んでいる人、本の絵を写している人 etc。自分のやりたい方法で「アート時間」を過ごしていました。
来てよかった…と思える時間
未就園児と保護者が絵を描いているところをスケッチしていた男性が、完成した絵をその親子にプレゼント。
親子は大喜びで、世代を超えての交流シーンに周りも思わず笑顔になりました。
寝そべって思いきり絵を描くことができるスペース。後に、子供達同士でクレヨンを差し出したり、用意された牛乳バックのおもちゃで遊んだり。大きな笑顔で一緒に遊んでいる様子に、利用者の満足感が表れていました。
筆者が感動した、リピート参加男性のスケッチBOOK。作品を見せてもらい、筆者も素晴らしい「アート」に触れることができました。
近隣には、第一カッターきいろ公園や市役所・総合体育館などの公共施設、商業施設が多く、立ち寄りやすいロケーションにあります。施設までの道中、公園の四季折々の植物や、西側に見える富士山の眺めも楽しみの一つとなりそうです。
「アート」を通して多世代が集まる居場所。茅ヶ崎市以外からの参加も可能です。アートに苦手意識のある筆者も、会場を去る際には、温かい気持ちになりました。上半期の開催スケジュールは茅ヶ崎市民文化会館公式HPにてご確認ください。
イベント紹介
■開催期間:2024年5月20日(月)
■開催場所:茅ヶ崎市民文化会館 4階 大会議室
■開催時間:10:00〜12:00
施設詳細
【茅ヶ崎市民文化会館】
◾️住所:神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎1-11-1
◾️電話番号:0467-85-1123
アクセス
JR茅ケ崎駅北口徒歩約8分
神奈川中央交通 コミュニティバス「市民文化会館前」バス停下車徒歩約1分
駐車場有(有料)※近隣の公共施設併設の駐車場利用可(有料)/駐輪場有
関連リンク
NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会 公式ホームページ
NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会 公式Instagram