【茅ヶ崎 学びスポットレポ】話せるシェア本屋とまり木 - 人にも本にも優しい本屋
選ぶ楽しさを感じて、本を循環!
ふらりと茅ヶ崎散策していた時に、趣のある店構えの本屋さんに出会いました。入ってみると一風変わった本屋さんでしたので、ご紹介いたします。
場所は、茅ヶ崎駅北口から徒歩約15分、北茅ヶ崎駅から徒歩約13分のところにある『話せるシェア本屋とまり木』というお店。今年の4月1日にオープンした新店舗です。
コンセプトは、生き方や働き方に迷った人がひと休みできる「本を通じて、安らぎを感じられる場所」。
また、昨今の本屋事情として、ネットの普及、紙媒体の減少などの理由から、本屋さんが減少しています。大人はネットで読みたい本を選び注文することが出来ますが、子供にとっては本を選ぶ体験の場が減っていると懸念したのも、こちらのお店をオープンするに至ったきっかけの一つだそうです。
店内は見やすく綺麗に本が並んでいますが、一体どこが一風変わっているのでしょうか?
実は、こちらのボックス1つ1つに入っている本は、それぞれレンタルボックスになっていて、各ボックスのオーナーさんが思考を凝らしてテーマで纏めたり、本のおしながきを書かれて、本が売り出されているのです。
お品書きに「こんな人に読んでいただきたい。」と、本のあらすじやおすすめポイントが纏めてあったり、手に取りたくなる様な手書きポップを読んでいるだけで、「あ!この本読んでみたい」と思える本が見つかるのではないかと思います。様々なオーナーさんがいらっしゃるようで、塗り絵や漫画、小説など、オーナーさんの個性が溢れ、バリエーション豊かなラインナップになっているので、お子さんから大人まで楽しめる本屋さんになっています。
店内を見ていると店主の方が気さくに話してくださるのはもちろん、レンタルボックスのオーナーさんの手書きポップや説明書きの言葉を見ていると、何だか対話しているような気分になれるのも、店名の"話せるシェア本屋"に繋がるような気がします。
別の棚やりんごの木箱には、ブックトレード用の本が詰まっています。読まなくなった本や倉庫で眠っていた本など、1冊本を持っていくと、ブックトレードコーナーにある本の中から、好きな本1冊持ち帰ることができます。なんだか宝探しをするような気分になれますよ。
店内には読書スペースもあるので、店内にある本は全て読むことができるそうです。
本の元オーナーから新しいオーナーへ。元オーナーの想いや気持ちが添えられた本は、新品の本にはない親しみが感じられるような気がします。古く読まなくなった本は新たなオーナーのもとで輝き、空いた本棚に新たな本を置いて読み進めてみてはいかがでしょうか。
店舗紹介
【話せるシェア本屋とまり木】
■住所:〒253-0085 神奈川県茅ヶ崎市矢畑1290
■営業時間:9:00~17:00
■定休日:火曜日・土曜日
■駐輪場:あり(お店の裏手にあります)
※営業時間が記載と異なる場合がございますので、ご来店時は事前に店舗へご確認ください。
アクセス
JR東海道線 茅ヶ崎駅から徒歩約15分
JR相模線 北茅ヶ崎駅から徒歩約13分