【平塚市】平塚市内の老人福祉施設で食中毒発生
2024年8月16日、平塚保健福祉事務所は、平塚市内の老人福祉施設「カメリア桜ケ丘」で提供された給食が原因となり、食中毒が発生したことを発表した。これにより、施設の営業は一時停止となった。
8月12日、平塚市消防本部から「老人福祉施設の入居者1名が体調不良で救急搬送された。他にも体調不良の者が複数いる」という連絡が平塚保健福祉事務所に入った。調査の結果、施設で提供された食事が食中毒の原因と判明した。
概要
- 摂食者数:138名(男性27名、女性111名)
- 患者数:92名(男性14名、女性78名)
- 入院者数:1名
- 初発日時:2024年8月11日(日曜日)11時35分頃
- 主な症状:下痢
原因施設および食品
施設名:カメリア桜ケ丘
営業者:ハーベスト株式会社 代表取締役 脇本 実
業種:飲食店営業(給食)
所在地:平塚市桜ケ丘5-26
原因食品は調査中だが、8月11日の朝食として提供された以下のメニューに注目している:
- みそ汁(舞茸)
- かぼちゃのそぼろ煮
- まぐろフレーク
- うめぼし
病因物質
ウエルシュ菌が原因とされている。ウエルシュ菌は動物の腸管や土壌に自然に存在し、大量に加熱調理された食品で増殖することがある。今回の食中毒でも、食品が大量に加熱調理されたことで菌が増殖し、それを摂食したことで発症した。
対策と予防方法
ウエルシュ菌食中毒を防ぐために以下の点に注意する必要がある:
- 前日調理や調理後の室温放置を避け、加熱調理したものはできるだけ早く食べる。
- 大量に加熱調理した食品は小分けして急速に冷却する。
- 調理の前、生の魚や肉を触った後は、手をよく洗う。
- 包丁やまな板を分けて使い、生の肉や魚をラップに包んで保存する。
- 傷みやすい食品は冷蔵庫か冷凍庫に保存し、調理した食品は早めに食べる。
- 加熱調理は中心までしっかりと火を通す。
問い合わせ先
以下の問い合わせ先まで連絡すると詳細が確認できる:
- 平塚保健福祉事務所 食品衛生部
電話 0463-32-0132 内線203 - 神奈川県健康医療局 生活衛生部 生活衛生課
電話 045-210-4932 - 食品監視グループ
電話 045-285-0741