【逗子 イベントレポ】片腕のギタリスト・輝彦さん講演-半身麻痺でも伝えられることがある
2024年9月29日(日)に逗子文化プラザ市民交流センターで、片腕のギタリスト・輝彦さんによる講演『半身麻痺でも伝えられることがある-前編』が開催されました。
▼輝彦さんへのインタビューはこちら
一歩前へー片腕のギタリスト・輝彦さんから教わる、生きるということ
逗子文化プラザ市民交流センター。小学校が隣接しており、平日・土日も年代問わずたくさんの方が訪れています。
生演奏からスタート
本イベントは、逗子市の社会教育課と逗子市民センターが企画し実現にいたりました。
様々な年齢層の方が続々と集まる中、にこやかに会場に現れたギタリストの輝彦さん。
輝彦さんがギターを準備する姿も講演の1つ。サポートもなく、ギターを左の手に取って肩にかけるまですべて1人で行ったあと、心踊る『新時代』の演奏からスタート!
参加者の方も身体を揺らしたり、前のめりでギターを弾く姿を見つめたりと、輝彦さんの演奏を楽しんでいました。
闘病生活を支えた存在
2曲続けて演奏した後は、輝彦さんがギタリストとしてデビューし、全国ツアー中の人生の絶頂期に病気で倒れたときのことから、1ヶ月後に病院で目覚めたときのこと、その後の病院での生活についての講演がありました。
人生の半分以上をともにしたギターがもう弾けなくなる…。
生きがいをなくした輝彦さんでしたが、入院に付き添った母親の存在がそんな気持ちを変えたきっかけの1つでした。輝彦さんの前では明るい笑顔を見せながら、陰で息子を想い泣いていた、強く優しい母親の存在があったからこそこの病を乗り切れたそうです。
終始笑顔で演奏する輝彦さんの姿に、音楽が続けられることのよろこびと感謝、そして輝彦さんの母親の面影を感じました。
再度、大舞台へ
闘病・リハビリ生活をのりこえ、2021年には東京パラリンピック閉会式にも出演し、再度表舞台へと立った輝彦さん。
講演の中では、当時の映像とともに、振りつけと演奏を輝彦さんが再現し会場は大盛り上がり!
裏話も交えて貴重な話を聞くことができました。
輝彦さんの想いが詰まった講演
講演では、『願蛍(ねがいぼたる)』などオリジナル曲の演奏も。生演奏に圧倒されながらも、輝彦さんの人生や人柄が詰まった、あっという間の1時間半でした。会場の参加者の惜しみない拍手で幕を閉じました。
後編の講演は、本日11月2日(土)に開催予定です!
イベント詳細
【障がい理解講演会「半身麻痺でも伝えられる事がある!」】
◼︎開催日時: 2024年9月29日
◼︎会場: 逗子文化プラザ市民交流センター
逗子市逗子4丁目2-11(JR逗子駅より徒歩7分)
◼︎電話: 046-872-3001
◼︎主催: 逗子市社会教育課、逗子市民センター
関連リンク
◼︎片腕のギタリスト・輝彦