【逗子 イベントレポ 】逗子中庭カフェin市民交流センターフェア2023
逗葉のマルシェイベント「逗子中庭カフェ」が9月9日(土)に開催されました。今年で4年目になる本イベントは年に数回開催されていて、今回が12回目です。
場所は逗子文化プラザ市民交流センター敷地内のフェスティバルパーク。同日に開催された市民交流センター主催「市民交流センターフェア2023」中のイベントという位置付けです。
会場にはフードや雑貨の出店が立ち並び、午前10時の開会とともに地元の人々が次々と集まってきました。
出張も頼める花の移動販売「名前のない花屋」
こちらは移動販売のお花屋さん。普段は「葉山マーケット日曜朝市」に出店しているほか、今月から逗子6丁目のダイニングバー「タパス酒場 アル」にも毎週水曜日10時~6時まで出店予定です。
オーナーの大井秀治さんは、以前は「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル フラワースタジオ」の店長をしていました。
かねてから望んでいた花の移動販売を始めるため、今年4月に独立したばかりです。
小さい頃はおばあちゃん子だったという大井さん。お年寄りを助けたい気持ちから、山の上など買い物が困難な地域にも行ける移動販売を始めました。
「いずれは野菜など、重い食材も仕入れて販売したいです。お年寄りが助かるんじゃないかと思って。ついでに花も買ってもらえたらいいなと思います」と、将来の目標を語ってくれました。
花は横浜の南部市場から仕入れています。切り花がメインで、その辺で見かけないような珍しい花を意識して仕入れるようにしているそう。
仕入れた花を自宅でエアコンをかけて保管するなど、移動販売ならではの苦労もあります。逆にうれしかったことは、今まで一度も花を買ったことがない人が買ってくれて、すごく喜んでくれたこと。
「仕事帰りにふらっと立ち寄ってくれて。そういう、気軽に花を買える機会も増やしていきたいです」
フットワークの軽い、名前のない花屋さん。出店依頼にも応じて来てもらえます。花の出店をご希望の方は、下記連絡先の、大井さんのメールアドレスに相談してみてください。
地元原産の材料を使用した、湘南石鹸
中庭カフェの主催者、川村さんが販売する「湘南石鹸」のブース。
湘南石鹸シリーズは地元湘南原産の塩や昆布などを原料に使用して生産し、小田原の障がい者の方と一緒に包装を行うなど地産地消と多様性社会を体現したせっけんです。京急百貨店、江ノ電駅構内、スーパーマーケット「スズキヤ」などで購入できます。
ユーモラスなチョコバナナが人気!「コニーのチョコバナナ」
ユーモラスなチョコバナナが並ぶ「コニーのチョコバナナ」です。店名の由来は、店長の小西さんだとか。
バナナのデコレーションは全て独学で身につけたそうです。横須賀や三浦半島、茅ヶ崎のマルシェなどに出店しています。
地元住民によるステージパフォーマンス
地元ハラウ(フラダンス教室)「ナーキエレオカラニ」の皆さんによるフラダンスです。当日はこのほかにベリーダンスや子どものチアリーディングも披露されました。会場には出演者の家族や友人たちも応援に駆けつけ、パフォーマンスを盛り上げていました。
中庭に設置されたテーブル席でくつろいでいた地元の方は「なぎさホールでウクレレの練習会があって、その帰りに寄りました。お天気が良いし、開放的ですごくいい。生バンドの演奏も見てみたいです」と、すっかり満足した様子。
小学生のお子さんと毎年来ているという女性も「毎回カフェや子どもたちのダンスを目当てに来ています」と楽しそうです。
イベントが地域の人々に浸透している様子がうかがえました。
「のんびり過ごしてほしい」中庭カフェでくつろぐ休日
「逗子中庭カフェ」主催者の川村さんです。イベントの前身は、20年前から毎月開催されていたマルシェ。主催者だった方が引っ越したため、川村さんが引き継ぎました。
地元の人が一休みできる場所、家族でゆったり休日を過ごせるような場所を目指しているそう。
「ちょっと遮断された空間ですけれども、地元の方にのんびり過ごしていただければと思います。ぜひお越しください」と呼び掛けました。
次回は10月21日「逗子アートフェスティバル」とのコラボ開催だそうです。
市民交流センターフェア2023
中庭カフェは「市民交流センターフェア」の一部として開催されました。
市民交流センターフェアは、逗子文化プラザ 市民交流センターが主催する地元住民同士の交流を目的としたイベント。コロナ禍で休止した年を除き、9年前からほぼ毎年開催されています。
今年は「さぁはじめよう New Normal」を合言葉に、神奈川県立逗子葉山高校の生徒によるパフォーマンスや作品展示、逗子中庭カフェ、池子の森の観察会と植物標本づくりが行われました。
2023年4月に逗子高校と逗葉高校が統合し、新たに開校した逗子葉山高校。地域との交流をコンセプトに、地元在住のアーティストと生徒が一緒に歌詞から校歌の制作を行うなど、さまざまな取組を行っています。
逗子文化プラザなぎさホール2階のホワイエに、同校の制服が展示されていました。「誰でも自由な選択・組み合わせができる制服」をコンセプトに、数種類のアイテムを自分で選んで着用するスタイルが生徒たちに好評です。
市内の専門家を講師に招いて行う、「総合的な探究の時間」。ワークショップの様子を撮影した映像が上映されていました。
イベント何でもご相談ください! 経験豊富な市民交流センター
本フェアを主催する市民交流センターは、市民活動や生涯学習に使える施設です。逗子市民に限定していないため、市外の人でも登録すれば利用できます。地下にある屋内温水プールも同様で、市外の方も歓迎だそうです。
館長の手塚さんは、以前は藤沢の市民活動推進センターで館長をしていた方です。NPO団体の設立やイベントの運営に詳しいので、分からないことは何でも相談に乗ってもらえます。
「ここは市民がまちづくりをする拠点。私たちは伴走者として、皆さんを応援する役目です。みんなで逗子を盛り上げていければ」と趣旨を説明していただきました。
市民活動・生涯学習、市内・市外などと区別せず垣根のない支援をしているので、何かやりたいと思ったら、まずは相談してみるとよさそうです。
イベント紹介
【逗子中庭カフェ】
日付:2023年9月9日
時間:10:00 〜 16:00
場所:逗子文化プラザ 市民交流センター「フェスティバルパーク」
主催:逗子文化プラザ 市民交流センター/逗子中庭カフェ
TEL:080-2000-2204(逗子中庭カフェ 川村)
【市民交流センターフェア2023】
日付:2023年9月9日(作品展示は9月18日まで)
時間:10:00 〜 16:00(作品展示は9:00~21:00)
場所:逗子文化プラザ 市民交流センター
主催:逗子文化プラザ 市民交流センター
TEL:046-872-3001(市民交流センター)
地図
【逗子文化プラザ 市民交流センター】
住所:〒249-0006 神奈川県逗子市逗子4-2-11
TEL:046-872-3001"
Email:ac-center@zushi-psc.org
アクセス
JR逗子駅より徒歩7分
駐車場有り
連絡先
【逗子中庭カフェ】(川村)
■Email:nakaniwacafe@gmail.com
【名前のない花屋】(大井)
■Email:namaenonaihanaya001@gmaill.com
【神奈川県立逗子葉山高校】
■住所:〒249-0005 逗子市桜山5-24-1
■TEL:046-873-7322
関連リンク
市民交流センターフェア2023|逗子市市民活動・生涯学習サイト「ナニスル」