【小田原 イベントレポ】小田原城あじさい花菖蒲まつり-梅雨を爽やかに彩る花めぐり
傘マークの続く天気予報をみて、憂鬱に感じてしまいがちなこの時期。
そんな梅雨のシーズンにこそ楽しめる、とっておきのイベントをご紹介します。
初夏の花々の共演 in小田原城
毎年夏の始まりに行われている、「小田原城あじさい花菖蒲まつり」。
今年も6月1日(土)〜6月16日(日)に開催が決定しました。
私が小田原城を訪れたのは、まつり初日の6月1日(土)。この日は青空の見えるいいお天気で、朝からたくさんの人が来城していました。
それでは早速、まつり会場の見どころをお伝えしていきます!
花菖蒲
小田原城・二の丸広場と本丸とのちょうど中間にある本丸東堀。
ここの水池には、およそ10,000鉢もの花菖蒲が植えられています。
スッと伸びた葉と茎。その先には、シルクのように繊細でふわっとした花が咲いています。
花菖蒲の花言葉は、「心意気」「うれしい知らせ」。
凛として品のある姿は、まさに初夏の訪れを象徴しているよう。
花色の紫・白・青は、城址公園の景色を一層爽やかに引き立てていました。
毎年株分けをして育てており、今年は3年目の株が一番華やかに咲いているということです。
(こんなにも咲き誇るのは例年にないことだそう!)
いつも綺麗な花が楽しめるのは、毎朝日が明けきらないうちからボランティアさんが花がら摘みを行っているから。
管理事務所では花菖蒲のボランティアを募集されているそうなので、興味がある方は問い合わせをしてみてください。
あじさい
あじさいは約2,500もの株が、城内の至るところに植えられています。
花菖蒲園から本丸方向を見上げると、斜面に植えられたあじさいを観ることができます。
6月1日現在、水池に近い場所ではかなり色づいていますが、全体の開花状況は3~4分咲きといったところでしょうか。
満開の時期はまだ先ということなので、お出かけの際は、ホームページの開花状況を確認してみてください。
あじさいは土壌の酸性度によって色が変わるといわれています。
色とりどりのあじさいが咲き揃っている様子は、まるで虹の帯がかかったようだそう。満開の時期もとても楽しみです!
オススメの鑑賞ポイントですが、花菖蒲園周りは水池を囲むように遊歩道が整備されているので、色々な角度からあじさいの花を楽しむことができます。
天気によって違った表情が楽しめる花々
今回、開花の様子を観察するため、5月後半にも何度か足を運んでみました。
晴れの日、雨の日、曇りの日…と、運よくどの天候のもとでも花を観ることができたのですが、それぞれに違った風情を感じました。
実際、雨の日に来城されていた方は、濡れたあじさいを観ながら「この天気の中、来て正解だったね」とおっしゃられていました。
雨の日は外出を敬遠しがちですが、雨とあじさい・花菖蒲のコラボレーションもぜひ楽しんでいただきたいです。
関連イベントも開催
会期中は、日没から20:30頃まで、庭園のライトアップが実施されています。
天守閣の開館も土日に限り18:00まで延長されるので、展望デッキからの眺めも楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、花菖蒲園前の広場では、飲食店の出店やイベント開催も予定されています。
開催イベントのスケジュールは、小田原市ホームページから公式情報をチェックしてください。
小田原城のオススメポイント
あじさいと花菖蒲だけでなく、今の時期の小田原城址公園には見どころがいっぱいです。
小田原城への入城ルートは色々ありますが、私のオススメは学橋を通るルートです。
学橋へと続く道は、両側に桜の木が植えられています。今の時期は緑の回廊のようになっていて、なんとも美しい光景なんです。
また、城址公園内にある、他の樹木にもぜひ注目していただきたいです。
もうまもなく咲き終わりになりますが、新緑の中に明るいピンク色を添えるツツジ。
梅の木も実をつけ、青梅からだんだんと赤や黄色に色づき始めています。
蓮池は7月頃に花が楽しめますが、今の様子もぜひご覧ください。水の中から大きな葉をぐんぐんと伸ばしており、ものすごいパワーを感じます。
植物たちが雨の恵みを受け、いきいきとしているこの季節。城址公園内をゆっくり散策しながら、色々な景色を楽しんでみてください。
イベント詳細
【小田原城あじさい花菖蒲まつり】
■開催期間:2024年6月1日(土)~6月16日(日)
■開催場所:〒250-0014 神奈川県小田原市城内
■電話番号:0465-23-1373(小田原城総合管理事務所)
■参加費:無料
※天守閣・SAMURAI館・NINJA館への入館は有料となります。
交通アクセス
■小田原駅 東口より徒歩10分
■駐車場:なし
※車でお越しの際は近隣の有料駐車場をご利用ください。