【小田原市】小田原市の火災件数が過去10年で最多、救急件数も過去最多を更新!映像通報システムの導入も

小田原市消防本部が2025年の火災・救急件数の統計を発表した。火災件数は107件で過去10年間で最多、救急出動件数は20,044件で過去最多を記録している。
特に注目すべきは、たき火の放置や放火(疑い含む)による火災が多発していることだ。また、近年増加傾向にあるモバイルバッテリーによる電気火災にも要注意となっている。
火災状況と注意点
- 前年比で11件増加(前年96件→107件)
- たき火の放置、放火による火災が多発
- モバイルバッテリーによる電気火災が増加傾向
- 住宅用火災警報器の設置・維持管理が重要
救急出動の状況
- 年間出動件数:20,044件(1日平均約55件)
- 前年比で281件増加(前年19,763件)
- 搬送された傷病者の約4割が軽症
新システムの導入
2025年より、新たに「映像通報機能」を導入。火災現場や傷病者の状況をスマートフォンから消防指令センターへ送信できるシステムで、すでに47件の使用実績がある。
問い合わせ先
小田原市消防本部 予防課
電話:0465-49-4427
筆者のコメント
湘南エリアでも火災や救急事案が増加しているのは気がかりだ。特に火災は、たき火の放置など、ちょっとした不注意から大きな被害につながる可能性がある。
最近では、在宅ワークの増加に伴い、電子機器の使用頻度も上がっている。私の家でもモバイルバッテリーを多用しているが、使用時の発熱や劣化には特に気をつけている。
春先は空気が乾燥しやすく、火災が発生しやすい季節だ。住宅用火災警報器の点検や、不要な可燃物の片付けなど、できることから始めてみてはどうだろうか。