【小田原市】相模湾の漁場復活へ!サザエ・アワビ56,300個の稚貝放流を2月26日実施

小田原市漁業協同組合の刺網漁業者たちが、相模湾の漁場復活を目指し、サザエとアワビの稚貝放流を実施する。この取り組みは「つくり育てる漁業(栽培漁業)」の一環として毎年行われており、放流された稚貝は数年後に小田原の海の幸として食卓を彩ることになる。
近年、気候変動の影響により、貝類の餌場や稚魚の生息地となる藻場が枯れてしまう「磯焼け」現象が発生。「海の森」と呼ばれる藻場の保全・再生活動と併せて、放流事業を進めることで、豊かな漁場の復活を目指している。
放流の概要
- 実施日時:2025年2月26日(水)午前11時~正午
- 放流場所:御幸の浜沖~江之浦沖
- 放流個数:
- サザエ稚貝:約14,000個
- アワビ稚貝:約42,300個
実施主体
- 主催:小田原市漁業協同組合、小田原市漁業協同組合刺網部会
- 協力:(公財)相模湾水産振興事業団、小田原市
筆者のコメント
気候変動の影響で、私たちの身近な海でも環境の変化が起きていることを実感する。
子どもたちと一緒に地元の魚市場に行くと、新鮮な魚介類の豊富さに目を奪われるが、その背景には漁業関係者の地道な努力があることを知った。
この季節、寒さの中での稚貝の放流作業は大変だろうが、数年後に食卓で家族と一緒に味わえる海の幸を想像すると、とても楽しみになる。
地産地消を心がける湘南の暮らしの中で、地元の漁業を支える取り組みにもっと関心を持ちたい。私たち消費者も、旬の地魚を積極的に選ぶことで、この活動を支援できるだろう。