【小田原 イベントレポ】小峰祭-保育と食の魅力が満載!地域に開かれた小田原短期大学の学園祭をレポート
毎年秋に開催される小田原短期大学の学園祭「小峰祭(こみねさい)」。学生・教職員だけでなく、子どもから大人まで多くの一般客も楽しみにしている、地域に開かれたイベントです。
10月19日(土)に開催された今年度の小峰祭を取材しました。
小田原短期大学「おだたん」とは?
「おだたん」の愛称で親しまれている小田原短期大学。1957年に創設された歴史ある学校で、当時はまだ学ぶ機会の限られていた女性のための高等教育機関としての役割を担っていました。
同校が開設している学科は2つ。
保育士・幼稚園教諭をはじめとした免許取得を目指し、子どもや社会福祉に関する学びを深められる「保育学科」。
調理実習の機会が豊富で、食と健康の視点から専門知識を学べる「食物栄養学科」。
いずれの学科も実践的な学びを重視しており、将来につながる専門的な知識と技能を身につけていくことができます。
また、緑に囲まれた閑静な立地と、明るく清潔感にあふれたキャンパスは、学びの場として最高の環境。高台に位置しているため、館内からは小田原城や相模湾も一望できます。教職員と学生との距離が近く、自然体で学べるアットホームさも魅力です。
いざ小峰祭へ!
2024年度は10月19日(土)に開催された小峰祭。各学科のゼミ・クラス・有志をはじめ、学内組織・外部団体も含めると、30を超える模擬店や企画が出店しました。テーマは「笑花爛漫」。明るく元気に、学生も一般来場者もみんなが笑顔になるようにと想いを込めたそうです。
学生たちにとっては、学びの成果を発揮する機会でもあるため、保育や食に関する企画が盛りだくさんとなっています。
保育学科
保育学科の学生による企画は、どれも子どもたちが実際に体験して楽しめるものばかり。「宝探し」「プラネタリウム」「射的」「わなげ」などのゲームから、「こっとんきゃんでぃ」「ビーズ作り」といった製作体験まで、様々な企画が催されていました。
日々保育について学んでいる学生さんだけあって、子どもへの声がけや援助がとても上手。保護者としても、子どもが参加している様子を、安心して見守ることができました。無料で体験できる企画ばかりでしたが、子どもたちは参加賞のお菓子までもらい、ニコニコ顔で楽しんでいました。
学生の保育製作物や、授業の成果発表も展示されていました。子を育てる親の一人として、保育の道を目指して頑張る学生たちの姿に、頼もしさを感じました。
食物栄養学科
学内2か所に開設されたレストランでは、食物栄養学科による食品販売が行われました。朝から販売していたのは「プリン」「クッキー」「マドレーヌ」などのスイーツ・軽食系。ディスプレイやラッピングへのこだわりはもちろん、食品衛生管理も徹底されています。
「キーマカレー」「肉巻きおにぎり」「キンパ」といった食事系もお昼ごろから販売がスタート。販売開始と同時に、多くの来場者がブースへと足を運んでいました。
栄養やアレルギーに配慮した商品もあり、メニュー開発への工夫を感じます。また、食のトレンドを取り入れている企画が多く、学生ならではの着眼点が光っていました。
学生主体の学校行事
今回は一般来場者として10月19日(土)の様子を取材させていただきましたが、実は小峰祭は2日間にわたる学内行事でもあります。
1日目の企画終了後に開催された後夜祭では「こみねっこコンテスト」という有志団体によるステージ企画、また、翌10月20日(日)には自治会企画と表彰が行われたそうです。
この小峰祭全体を取りまとめているのは、自治会という学生主体の組織。今回取材にあたり、自治会会長の内村さん(2年生)、役員の岩本さん(2年生)・石飛さん(2年生)に、小峰祭の概要や、学生の取り組みについて詳しく教えていただきました。
小田原短期大学の魅力を存分に感じられた小峰祭。教室・体育館・図書館とキャンパス内をあちこち巡りながら、1日かけて楽しめる素敵な学園祭でした。来年の開催も楽しみにしています!
※同日開催された「飛鳥未来きずな高校 小田原キャンパス」の文化祭についてはこちらの記事でレポートしています。ぜひご覧ください。
施設情報
【小田原短期大学】
■〒250-0045 神奈川県小田原市城山4丁目5−1
■電話番号:0465-22-0285
■FAX:0465-23-4090