【茅ヶ崎 観光スポットレポ】高砂緑地 - 街の喧騒から離れて、歴史に触れて自然を感じるスポット

茅ヶ崎ゆかりの人物「川上音二郎」さんの別荘があった場所
「茅ヶ崎」と言えば、ビーチがあってサザンオールスターズの聖地で、明るく賑やかなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、茅ヶ崎の中でも一味違う雰囲気を楽しめる場所、『高砂緑地(たかすなりょくち)』。
茅ヶ崎駅南口から、海に向かって高砂通りを5分程。この辺りは、明治時代を中心に文化人や要人の別荘地だった歴史を持っています。その為、閑静な住宅街にあるこの一角は、今でも昔の景観を残す特別なエリアとなっているのです。
【高砂緑地とは?】
JR茅ヶ崎駅より南へ約200メートル、静かな住宅街の中、松を中心とする緑が豊かな高砂緑地は、明治の有名な新派俳優である川上音二郎の別荘でした。その後は原安三郎氏(元日本火薬・会長)の別荘となりましたが昭和59年に茅ヶ崎市が購入して日本庭園を構えた高砂緑地として昭和59年に開園しました。
参照元:高砂緑地 茅ヶ崎市
「川上音二郎」さんは、「オッペケペー節」で知られる明治時代の有名な俳優。ここで妻の貞奴さんと一緒に暮らしていたそうです。
その場所は今、『高砂緑地』として入園無料で一般開放されており、四季折々の自然や歴史を楽しむことができるようになっています。敷地内には、茅ヶ崎市美術館や松籟庵の茶室などがあります。
大人が楽しめるお散歩&デートコースにぴったりの場所!
入ってすぐに目につくのが、音二郎没後100年・貞奴生誕140年記念として2011年9月に建立されたモニュメント。
松の木に囲まれたエリアに、井戸の跡らしきものが見えます。
こちらは、二人の住居跡といわれる井戸枠なんだそうです。
別の場所には、童謡「赤とんぼ」の作曲家として有名な「山田耕筰」さんの顕彰碑も。
「山田耕筰」さんは、茅ヶ崎の南湖に居住したことがあると言われている茅ヶ崎ゆかりの人物です。
そして、こちらが『高砂緑地』内にある日本庭園の入り口。
凛とした落ち着いた空気が漂っています。
本格的な日本庭園となっており、茅ヶ崎駅から徒歩5分の場所だということをすっかり忘れてしまう程、静かで落ち着いた雰囲気。
見所の一つである、茶室・書院である「松籟庵(しょうらいあん)」。
「松籟庵」では、茶道体験のイベントや茶会などが開催されていますよ。詳しくは、こちらをチェックしてみてくださいね!
毎年例年2月中旬~3月上旬に、こちらの庭園では梅の花が美しく咲き誇ります。
『高砂緑地』は、松の木に囲まれ自然を身近に感じたり、茅ヶ崎の古き良き時代の景観を垣間見たりできる特別な場所です。
街の喧騒を忘れて、ゆったりと流れる時間を過ごしに訪れてみてはいかがでしょうか。
施設紹介
【高砂緑地】
■住所:〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1丁目4番50号
■電話番号:0467875258
■営業時間:9:00~16:30(庭園は17:00)
※休館日:月曜日(月曜が祝日の場合、次の平日が休園日)、12月29日から1月3日
※営業時間などが変更になっている可能性がありますので、ご注意ください。
アクセス
JR(東海道線・相模線)茅ヶ崎駅南口から徒歩5分
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