【大磯 イベントレポ】第10回大磯うつわの日 - 宝探し気分でお気に入りの「うつわ」を探すイベント!
3年ぶりに開催されました
「大磯うつわの日」というイベントをご存知でしょうか?
この2年、新型コロナウイルス感染症の影響で開催を断念してきました。
しかし、各所から「今年はやらないの?」「楽しみにしているよ」など、温かい言葉をいただき、委員会では開催に向けて前向きに検討してきました。日々の暮らしの大切さを十分思い知った社会にとって、暮らしの象徴である“うつわ”は今こそ多くの人の手に取られるべきものだ。
そんな想いから、開催を決断しました。
大磯うつわの日は、2011年にスタートし、今回で節目である第10回目を迎えます。
同時に、コロナ後の新たな「うつわの日」のはじまりでもあります。
ぜひ、多くの作家のみなさまと、この新しいうつわの日をつくっていきたいと思っています。参照元:大磯うつわの日
大磯散策しながら作家やうつわとの出会いが楽しめる年に1度の展示販売イベントです。
町内のカフェやギャラリーを会場に、地元の作家が中心となって開催。
第10回目の今回は38ヶ所で開催されました。
その中から厳選してご紹介いたします (順不同。開催場所の前に記載した数字は、当日のパンプレットに書かれた番号です)。
石塚沙矢香
◆開催場所:5. 旧島崎藤村邸
・展示:第10回大磯うつわの日企画展「うつわとこれから」
・作家:石塚沙矢香
第10回大磯うつわの日のメインビジュアルを描かれた石塚沙矢香さんの企画展示。
過去5年間の原画が展示されています。
今年のテーマは「うつわと」。
「うつわと」の後に続く出会いや繋がりが連想されて、これから出会う作品が楽しみになります。
岡村朝子
◆開催場所:16. TE HANDEL platform
・展示:岡村朝子展
・作家:岡村朝子
実行委員長の岡村友太郎さんの姉・岡村朝子さんの展示。
どこか懐かしいようなお花柄や、ホッとするような温もりが感じられるうつわ達な並んでいました。
角井理愛・totoganashi
◆開催場所:11. 海の近く編集部
・展示:角井理愛のうつわ展+totoganashi展
・作家:角井理愛・totoganashi
こちらでは2名の展示が1階と2階に分けて行われていました。
1階が角井理愛さんの展示です。
繊細なレース風のカットワークや、ボタニカル柄が可愛らしいうつわが並びます。
同じお皿のように見えて、よく見ると1つ1つ柄の入り方が異なるので、ひとつとして同じものがないのも魅力ですね。
2階はtotoganashi(トゥトゥガナシ)さんの展示。
うつわは先ほどご紹介した岡村朝子さんがら提供いただき、totoganashiさんが絵付けを行っているそうです。
お花や蝶々が可愛らしいうつわが揃います。
私が訪れた時は、totoganashiさんがお花の絵を描いて実演していました。
鈴木 隆
◆開催場所:10. ギャラリーさざれ石
・展示:鈴木 隆 作陶展
・作家:鈴木隆
大磯の海を想わせるような青色・水面のような模様のうつわが揃い、ずっと眺めていられるほど美しいうつわの数々でした。
山﨑まさお
◆開催場所:13. ギャラリーぶたのしっぽ
・展示:「歳時器」うつわと俳句
・作家:山﨑まさお
秋らしいこっくりカラーのうつわ等、季節感を感じられるうつわの数々。
カップやポット等、普段使いやすいうつわが揃っていました。
大野和之・大野かんな・喜多代京子
◆開催場所:7. Gallery e-blue
・展示:うつわとらねことかざり
・作家:大野和之・大野かんな・喜多代京子
こちらでは、3名の展示が行われていました。
大野和之さんの展示では、ジオメトリック柄のうつわが多く並びます。
お茶碗やマグカップなど、日常的に使いやすいものが多いので、お気に入りの柄を探すのが楽しそうですね。
大野かんなさんの展示はアクセサリーです。
陶器で作られたアクセサリーは、スタイリングのアクセントになりそうなお洒落なものが沢山揃っていましたよ。
喜多代京子さんの展示は、ねこ・うさぎ・鳥など、可愛らしい動物が描かれたうつわが魅力の展示。
動物好きの方はつい見入ってしまうほど可愛いものばかりでした。
沼田俊彦・高山健一・大山茂樹・大山智子
◆開催場所:6.アトリエ磯風
・展示:4人の作家の個性的な作品展示販売
・作家:沼田俊彦・高山健一・大山茂樹・大山智子
大磯の海で釣りをしているイメージのお皿や魚の柄が絵付けされたもの。
松ぼっくりを陶器で焼いた置物等、ユニークな作品が揃っていました。
岡村友太郎
◆開催場所:4.パン屋の富田
・展示:岡村友太郎作陶展
・作家:岡村友太郎
大磯うつわの日の実行委員長であり、岡村朝子さんの弟でもある岡村友太郎さんの作品。
色鮮やかに色付けされたお皿から、見た人が笑顔になるような可愛らしいうつわは唯一無二のものばかり。
湘南エリアで活動されている岡村姉弟ファン・友太郎さんファンも多く、終始混み合っていました。
キッチンカーも出店
◆開催場所:19.キッチンカースペース(大磯観光案内所隣り)
各日3〜4店程のキッチンカーが出店。
お昼時ともなると、行列ができていました。
うつわの日ということもあり、「マイうつわ」を持参した方には特典もあったそうですよ。
筆者が出会ったうつわ
今回私は、岡村友太郎さん作の雲のようなお皿と、喜多代京子さんの猫ちゃんの悪そうな表情が堪らないうつわを購入しました。
普段あっちこっちに置いてしまいがちなアクセサリーを可愛く置きたくて、ネックレスや指輪、イヤーカフなどをまとめて置くのに早速活用しています。
最後に•••
様々なシーンで活用するうつわ。
作者から作品が出来上がるストーリーを聞くことができたり、「こんなうつわを探してました!」というお客さんがいたりと、うつわを通して交流している人たちの目は輝いていました。
3年ぶりの開催で、今まであったイベントの大切さを改めて感じるきっかけになったのではないでしょうか。
今年来られた方も、来れなかった方も、来年うつわの日にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
尚、多くの場所で出店があったので、私の気になったものを抜粋してご紹介しましたが、大磯うつわの日のホームページで全ての出店者一覧がご紹介がされていますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
イベント紹介
【第10回大磯うつわの日】
■開催日時:2022年10月21日(金)〜23日(日)
■開催場所:大磯町の各所
※開催場所|作家の一覧は大磯うつわの日のホームページをご覧ください。