【大磯 体験スポットレポ】日日食堂と今古今 - 光のモビール『ヒンメリ』を落ち着いた雰囲気の中じっくり取り組む「ヒンメリ教室」
元木造工場だったアトリエの中で集中する『ヒンメリ』製作
みなさんは、『ヒンメリ』というものをご存じでしょうか。
『ヒンメリ(himmeli)』とは、北欧フィンランドに古くから伝わるライ麦の藁に糸を通して作られる装飾品のこと。
筆者も、北欧インテリアなどが注目される中、雑誌やネットなどで見聞きした覚えがあります。
大磯町にヒンメリ教室があり、自分で作ることができるという情報を得て早速申し込みをすることにしました。
こちらの教室は大変人気のようで、満席のためキャンセル待ちでしたが無事参加できることに。
場所は、大磯駅から徒歩15分程の場所にある「日日食堂」さん。
こちらのお店の奥が、「今古今」のアトリエになっていてヒンメリ教室が開催されています。
アトリエには、『ヒンメリ』の材料であるたくさんのライ麦の藁が干されています。
最初に、ドライシトラスの入ったオリジナルドリンクをいただきました。
今回の教室には、通われている生徒さんが5名と体験に来た私ともう1名が参加。
まずは、先生から『ヒンメリ』とはどういったものなのかをスライドを使っての説明があります。
『ヒンメリ』を通して見た、フィンランドをはじめとした北欧の人々の生活や文化、歴史などを知ることができる内容です。とても興味深く勉強になり、何時間でも聞いていられそうでした。
その後は、早速手を動かす体験に入ります。
教室の生徒さん方は時折談笑しつつ、集中して難しそうな作品に取り組んでいらっしゃいました。
藁の内側は空洞でストロー状になっており、そこに糸を通して組み合わせていくのが『ヒンメリ』の基本的な作り方。今回は、正八面体をサイズ違いで3種類作る初心者向けのものに挑戦します。
はじめに、乾燥させた藁の長さを図りカットする作業。
早速、長さを間違える筆者…
次に糸の色を選び、長い針を使って藁の中に糸を通して繋げていきます。
ここで、「あれ??なんだか私の、先生の見本と違う!」「わぁ!糸が絡まったー!!」という状態になり、筆者は学生時代の家庭科の授業を思い出したのです…そう、とても不器用な人間だったのです…
しかしながら、先生が丁寧に落ち着いて教えてくださいます。何度も同じことを聞いてしまいましたが、それでもやさしく対応してくださいました。
そして、気付けば筆者も他の生徒さん同様に作業に没頭。
時間が少しだけ余ったので、4種類目の正八面体を作製して完成!あっという間の2時間でした。
こちらが出来上がった作品です。
初めての作品なので曲がっていたり少々不格好ではありますが、ゆらりゆらり揺れて、心を癒してくれるよう。
壁に写った影も、とてもいい雰囲気を醸し出しています。ナチュラルな素材感とシュッとした直線が、どんなインテリアにも合いそうです。
アトリエ内には先生や生徒さんの作品が飾られており、とても細かく複雑でサイズの大きなものばかり。
ここまで到達するには、相当な時間と根気が必要そうですね。
『ヒンメリ教室』は、落ち着いた雰囲気の中集中して作業できるので、終わった時には何だか頭がスッキリとクリアになって達成感がありました。細やかな作業が好きな方にオススメですが、筆者のような不器用さんでも大丈夫!
奥がとても深い『ヒンメリ』。今度は、もう少しだけ難しい形のものに挑戦したいと思います。
施設詳細
【ヒンメリ教室】
■開催日:毎月第3土曜日
■開催場所:〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯55
■参加費:3,000円
■時間:三部制 a.10:00-12:00、b.15:00-17:00、c.18:00-20:00
※InstagramとFacebookにて詳しい案内が掲載されています。
※時間など変更になっている可能性がありますので、ご注意ください。
アクセス
東海道線大磯駅から徒歩15分