【選挙結果発表】大磯町長選挙および大磯町議会議員補欠選挙 2022年まとめ

町の新たなリーダーを選出する大磯町長選挙&町議会議員補欠選挙
任期満了に伴う大磯町長選挙および大磯町議会議員補欠選挙が、2022年11月27日(日)に行われます。
今回の町長選は、第10代目となる大磯町長を決めるもの。町長の任期は、2026年までの4年間です。
大磯町は、日本初の海水浴場発祥の地や、湘南発祥の地であることから、多くの人に親しまれています。また、伊藤博文や吉田茂をはじめとする財界人から、島崎藤村といった文化人の邸宅や史跡も多く、湘南エリアの中では落ち着きと格式のある町として知られています。
コロナ禍、テレワークの普及から、「湘南移住」というワードを耳にする機会が増え、近隣の藤沢市や茅ヶ崎市等に注目が集まることもしばしば。
一方、コロナ禍前と比較しても、人口数・世帯数共に横ばいの大磯町は、高齢者が多いことから、若い世代を呼び込もうと、町として、空き家バンクや移住促進を積極的に行っているのが現状です。
前回の町長選は2018年
前回2018年11月18日に行われた町長選挙は、任期満了に伴うものでした。
候補者は、いずれも無所属の中崎久雄氏(76歳)、玉虫志保実氏(59歳)、飯田修司氏(65歳)の3名。
結果、中崎久雄氏が5,429票を獲得し、再当選を果たしました。
投票率は41.17%と前回投票率46.07%から約5ポイント下がった結果となりました。
今回の大磯町長選では、2010年12月15日から3期・12年間町長を務めた中﨑久雄氏が不出馬を表明していることから、町は新たなリーダーを選出する重要な選挙を迎えることになります。
今回のスケジュール
告示日:2022年11月22日(火)
投票日:2022年11月27日(日)午前7時~午後8時
※投票日の投票所は町内に10ヶ所。詳細はこちらをご覧ください。
期日前投票
◇大磯町役場 本庁舎 4階第1会議室
・期間:11月23日(水)~11月26日(土)(4日間)
・時間:午前8時30分~午後8時
◇大磯町役場 国府支所 2階第1・2会議室
・期間:11月25日(金)・11月26日(土)(2日間)
・時間:午前9時~午後5時
不在者投票:
一定の条件を満たしている方については、郵便等による不在者投票、病院・施設内での不在者投票、長期不在者の不在者投票への対応がありますので、詳細はこちらをご確認ください。
また、新型コロナウイルス感染症で自宅・宿泊療養等されている方で、一定の要件に該当する方は「特例郵便等投票」ができますので、制度概要をご確認ください。
選挙権の対象者:
満18歳以上(平成16年11月28日以前に生まれた方)で、令和4年8月21日以前に大磯町に住民登録し、投票日当日まで引き続き居住している方。
町長選挙の立候補予定者と直接はなす機会
今回の町長選では、6名が出馬の意向を示しています。
町のこれからを託す町長になる人がどんな人物なのか、知っておきたいですよね。
2022年11月19日(土)・20日(日)に立候補予定者と自由にお話しできる機会が設けられています。お時間許す方は、ぜひ足を運んでみてください。
【町長候補予定者とはなす@東光院】
■日時①:2022年11月19日(土)
◇15:00〜16:30 磯山秀夫氏・尾白佳隆氏
◇17:00〜18:30 石川のりお氏
■日時②:2022年11月20日(日)
◇15:00〜16:30 玉虫志保実氏・野中幸市氏
◇17:00〜18:30 池田東一郎氏
■会場:東光院 本堂地下 フリースペース「海近寺巣(うみちかテラス)」
■住所:〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1525
■駐車場:有り
■主催:町民立環境ネットワーク☆大磯
※問い合わせ先:080-5010-0613(くき様宛)
町長選挙 立候補者
大磯町長選挙の候補者が、11月22日(火)に告示されました。町長の候補者はいずれも新人6名。大磯町長選挙史上最多の立候補者数となっています。※以下、届け出順。
参照元:大磯町長選挙 選挙公報
石 川 の り お ( 石 川 則 男 )
生年月日:昭和27年3月6日生
年齢:満70歳
党派:無所属
主な肩書き:前大磯町議会議員
新旧:新人
HP:https://ishi1917kawa.jimdofree.com
町役場の新庁舎を明治記念大磯邸園内に建設するとし、町民が行きたくなるような文化発信の場にする構想を掲げています。
また、保育士や福祉従事者の育成と処遇改善を図る考えを示しています。
お じ ろ 佳 隆 ( 尾 白 佳 隆 )
生年月日:昭和27年6月30日生
年齢:満70歳
党派:無所属
主な肩書き:東海大学非常勤講師
新旧:新人
HP:https://oiso-ojiro.com
町議会で可決されている事業については、継続する意向を示しています。
学校給食の無償化、安定した品質の給食システムの導入を訴えています。
ICT環境整備、津波対策などを考え、町役場については、町民使用スペースのあるエコ庁舎建設に取り組む考えを示しています。
池 田 東 一 郎
生年月日:昭和36年7月31日生
年齢:満61歳
党派:無所属
主な肩書き:元神奈川県議会議員
新旧:新人
HP:https://www.toichiro.com
「子育てするなら大磯」と、全国から注目される環境整備を行っていくとし、中学校給食については、早期に再開、オーガニック食材・地産地消食材を採用し、給食費無償化を掲げています。
プラごみ対策などを図り、大磯の自然環境にも配慮。
地域医療の充実、「住めば健康」の町づくりを進めたい考え。
町役場の新庁舎計画については、現庁舎の耐震強度などを精査し、建替え計画の見直しを図るとしています。
野 中 こ う い ち ( 野 中 幸 市 )
生年月日:昭和38年5月22日生
年齢:満59歳
党派:無所属
主な肩書き:元国会議員政策秘書
新旧:新人
SNS:野中幸市 Twitter
町役場の新庁舎建設を中止し、5年後以降に高台に建設、としています。
中学校給食については来年2学期から給食スタートさせ、小中学校の給食費と小学校の毎月の教材費の無償化を唱えています。
また、高齢者のバス移動支援策も掲げています。
た ま む し 志 保 実 ( 玉 虫 志 保 実 )
生年月日:昭和34年8月8日生
年齢:満63歳
党派:無所属
主な肩書き:前大磯町議会議員
新旧:新人
HP:https://www.tamamushi.info
町役場の新庁舎建設については、安全性・津波による浸水の可能性を踏まえた上で計画を進めるとしています。
中学校給食については、無償化の取り組みを進める考えを示しています。
また、町民の声に耳を傾けた町づくりを行うと共に、黒の町長専用車の廃止なども掲げています。
磯 山 秀 夫
生年月日:昭和22年1月22日生
年齢:満75歳
党派:新党 みんなの大磯
主な肩書き:元会社役員
新旧:新人
SNS:磯山秀夫 Twitter
海水浴場のホワイトビーチ化を掲げ、観光名所作り・税収増加を目指します。
町役場の新庁舎については、建替えではなく、移転で費用削減し、跡地に温泉やジムを含む商業施設を民間と協力運営し、健康福祉に貢献したい考え。
町独自のポイントカード発行・定期的なポイント付与を検討している他、マスクフリー・ワクチンフリーを推奨しています。
町議会議員補欠選挙 立候補者
欠員に伴う大磯町議会議員補欠選挙についても、町長選と同時に告示されました。
欠員2名に対し、4名の候補者が出馬しています。
参照元:大磯町議会議員補欠選挙 選挙公報
庄 子 こ う た ( 庄 子 幸 太 )
生年月日:昭和52年8月24日生
年齢:満45歳
党派:無所属
主な肩書き:会社社長
新旧:新人
藤 曲 大 樹
生年月日:昭和24年7月1日生
年齢:満73歳
党派:無所属
新旧:新人
今 井 茂
生年月日:昭和24年11月21日生
年齢:満73歳
党派:無所属
新旧:新人
竹 田 り か こ ( 竹 田 利 華 子 )
生年月日:昭和39年7月6日生
年齢:満58歳
党派:新党 みんなの大磯
新旧:新人
選挙結果
2022年11月28日(日)に行われた大磯町長選挙および大磯町議会議員補欠選挙の開票結果は下記の通りです(候補者名は届出順に掲載)。
大磯町長選挙【候補者別の得票数】
石川のりお 1,097票
おじろ佳隆 2,313票
池田東一郎 7,371票
野中こういち 700票
たまむし志保実 1,268票
磯山秀夫 266票
参照元:大磯町長選挙 投票・開票速報
大磯町議会議員補欠選挙【候補者別の得票数】
庄子こうた 5,019票
藤曲大樹 1,912票
今井茂 2,832票
竹田りかこ 1,754票
参照元:大磯町議会議員補欠選挙 投票・開票速報
今回の投票率は47.76%となり、前回(41.17%)、前々回(46.07%)の町長選投票率と比べると、若干ではあるものの増加が見られ、新たな町長への期待や関心の高さが伺える結果となりました。
大磯町長は、新人・池田東一郎氏(61)が初当選を果たしました。
池田氏は、他の候補者に大差をつけての当選。「1.子育て・教育環境の向上」「2.福祉・医療の充実」「3.地域活性化」「4.自然環境保全」「5.防災」「6.行政機関」という6つの政策の柱を掲げていました。
大磯町議会議員は欠員2名に対し、庄子こうた氏(45)、今井茂氏(73)が当選を果たしました。
町長として当選した池田氏の応援を受けて選挙戦に臨んだ庄子氏・今井氏の2名が町議として当選する結果となり、今後の連携強化に期待したいところです。
長きにわたり町長を務めた中﨑氏が不出馬を表明したことから、今回の町長選では史上最多の6名が出馬し、混戦を極める選挙戦となりました。投票率50%を下回る結果となったものの、前回・前々回の町長選と比べ投票率が向上したのは、新たな町長への期待が込められているものと思います。
池田氏には県議会議員での経験を活かしていただき、若者からお年寄りまで住みやすい町へと発展するよう、町の将来を牽引していただきたいですね。選挙がゴールではなく、これからが本当のスタートです。町の新たなリーダーの今後に注目していきましょう。
関連リンク
令和4年11月27日執行の大磯町長選挙及び大磯町議会議員補欠選挙について | 大磯町ホームページ
石川のりお | 公式サイト
おじろ佳隆 | 公式サイト
池田東一郎 | 公式サイト
野中幸市 |Twitter
玉虫志保実 | 公式サイト
磯山秀夫 | Twitter