【横須賀 観光スポットレポ】横須賀諏訪神社-三浦半島唯一の酉の市
横須賀市若松町にある「諏訪神社(すわじんじゃ)」をご紹介します。
京浜急行「横須賀中央駅」の目の前です。鳥居が二つあり、東口からでしたらYデッキを渡って若松マーケット前の階段を降りて、若松マーケットの入り口からすぐです。
西口からでしたら改札を出て少し左に行くと横断歩道があり、そこを渡って正面のマクドナルドの右側から入れる参道もあります。
「正親町天皇の御宇天正元(1573)年3月12日信濃國諏訪明神の御分霊を勧請す」と伝えられており、現在の諏訪大社を勧請して創建されました。今年(2023年)は御創建450年になります。
老朽化した社殿の屋根の大規模な修繕も行われました。
当初は横須賀村中横須賀字瀧に鎮座されていましたが明治初年に現在の場所に遷座されています。
例祭日は5月25日ですが、現在では五月下旬の土日にお祭りが行われます。横須賀中央駅前から商店街にも屋台が並びます。
御神徳は殖産開拓、勇武の神。御祭神は「建御名方命(たけみなかたのみこと)」。建御名方命は大国主神の子供です。大国主神は現在の日本である葦原中津国(あしはらのなかつくに)を治めていました。しかし、天照大御神は天津神(天の神様)が治めるのがふさわしいと、高天原から使いとして武甕槌命(たけみかづちのみこと)を送り込みます。その際に大国主神に国を譲るように迫ると、息子の建御名方命は戦いを挑みましたが返り討ちに合います。建御名方命は長野県の諏訪湖にまで逃げますが建御名方命に追い詰められ、国を譲る事、諏訪湖から出ない事を誓います。そして現在の諏訪大社に祀られました。敗れはしたものの、果敢に立ち向かった建御名方命は勇武の神として知られています。
摂社には水天宮、大鷲神社、稲荷神社の三つの摂社があります。本殿に向かい右手奥に水天宮、左手に大鷲神社と稲荷神社が鎮座されています。
この内、大鷲神社は開運、商業の神様で、こちらは三浦半島で唯一の酉の市が行われることで有名です。11月の酉の日には熊手やダルマを求める人々と屋台でとてもにぎわいます。
水天宮は安産、子育、海上安全、水難除の神様で、こちらも三浦半島で唯一の水天宮です。安産祈願でも知られています。
その他にも各種ご祈祷をして頂けます。七五三でも人気です。本殿に向かって右手に社務所があり、こちらで御朱印やお守りなども頂けます。
繁華街のすぐ近くですが境内はやはり特別なのでしょう、とても落ち着いた空間です。横須賀中央においでの際にはこちらを参拝して癒されてみてはいかがでしょうか?
施設紹介
【諏訪神社】
住所:横須賀市若松町3−17