【大磯 イベントレポ】延台寺「虎御石まつり」 - 年に1 度のご開帳!虎御石に触れて開運祈願
虎御石に触れられる年に1度の機会
「延台寺」は、「曽我物語」虎御前ゆかりのお寺として以前ご紹介しました。
【大磯 観光スポットレポ】延台寺 - 「曽我物語 」虎御前ゆかりの地
例年5月の第4日曜日に「虎御石(とらごいし)まつり」で虎御石のご開帳があります。
コロナ禍の影響で、2020年〜22年の3年間は中止されていましたが、昨年より再開。
今回は年に1度のご開帳の機会に行ってきましたのでご紹介します。
5月末、旧東海道(現在の国道一号線)に面した延台寺で虎御石祭り(とらごいしまつり)が行われます。これは、舞の名手「虎御前」と仇打ちで名高い「曽我兄弟」の伝説を今に伝えるものであり、十郎と虎御前ゆかりの「虎御石」がご開帳される延台寺の祭礼です。
舞の名手「虎御前」と「曽我兄弟」の伝説は、鎌倉時代の大磯を代表するものです。「虎御石」は、工藤祐経が、曽我十郎を返り討ちにしようとした折りに、彼の身代わりとなって矢や刀を受けた石と伝えられ、現在、延台寺に所蔵されています。
日本三大仇討ち物語の一つ『曽我物語』の主人公、曽我十郎の恋人である虎御前の生石、十郎の身代わり石ともいわれる虎御石が年に一度、この日にご開帳されます。
大願成就・厄除けなどにご利益があるといわれる虎御石に直接触れることができます。
この日は本堂も開放されていました。
ご開帳は13時から開始。
虎御石は、法虎庵 曽我堂に奉安されています。
まずは、お寺のご住職が虎御石の前でお経を唱え、一般参拝が始まります。
お堂に参拝する列に並ぶと、清めの塗香(ずこう)を手のひらに授けてもらいます。
香木系のお香の粉を手のひらに擦り込み、香りを感じながらお堂への階段を上ります。
小さなお堂の中には、貴重で普段は見ることができない品々が所狭しと並んでいます。
お堂の中央には、虎御石が飾られています。
先ほど清めの塗香を擦り込んだ手で虎御石に触れ、お祈りします。
周囲86cm、重さ130kgほどの大きさの虎御石。
中央の凹みは、矢を受けた跡。左には線上のくぼみがあり、これは刀を受けた跡だと言われています。
子授け・大願成就・厄除け等のご利益があるそうです。
かつて曽我十郎の身代わりとなったと言われている石が、今でも見て触れられるのはとても貴重な機会ですね。
お堂の左奥には、先ほどの虎御石に当たったと言われている矢が飾られています。
左奥には、虎御前位牌や蘇我兄弟位牌が安置されています。
お堂の中に左壁面には、「蘇我物語」の写しの一部が掲示されています。
虎女遺愛の品もガラスケース内に飾られています。
普段では見ることのできない貴重な品々が並び、これだけでも一見の価値があるのではないでしょうか。
参拝の最後にお福米をいただきました。
開運・招福の御供米だそうで、ご飯と一緒に炊き上げて食べると良いそうです。
普段参拝するのはもちろん、虎御石のご開帳に合わせて5月の第4日曜日に訪れてみてはいかがでしょうか。
施設紹介
【延台寺|虎御石まつり】
■住所:〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1054
■電話番号:0463-61-0742
■開催日:例年5月の第4日曜日
※2024年は5月26日(日) 13:00〜16:00に開催されました
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大磯駅より徒歩5分
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