【茅ヶ崎 イベントレポ】かきざわ牧場支援プロジェクト - 牧場を守り希望を繋ぐ!クラウドファンディングが始動
周囲からの温かい言葉でクラウドファンディングを決意
茅ヶ崎市で70年続く『かきざわ牧場』さんは、住宅地街にある小規模の酪農牧場。
ご家族で営んでおり、牧場見学を随時受け入れている他、牧場ふれあい体験の受け入れや出張授業なども行っていて、長年地元で親しまれている存在です。
都市部で営農する牧場の特性を生かして、多くの人に実際の牛乳が作られる現場を見る機会を提供し、子どもたちが牛と交流する乳しぼり(搾乳)体験などを実施しています。
また、茅ヶ崎のアイスクリーム屋「プレンティーズ」さんでは、こちらの牧場の生乳を100%使用したミルクアイスが人気です。

画像提供:かきざわ牧場
そんな『かきざわ牧場』さんが、現在、深刻な経営危機に直面しています。
ニュースなどで見聞きする通り、近年、多くの酪農家が、飼料や資材等の高騰により経営困難に陥り、倒産や廃業を余儀なくされている状況です。
『かきざわ牧場』さんも例外ではなく、牛の餌の高騰が続き打撃を受け、そこへ機械の故障が重なり、一時は廃業を決意するまで追い込まれました。
しかし、関係する人たちや地域の人たちに廃業することを伝えたところ「残念!どうにかならないの?」「辞めちゃうのは惜しい」「なんとか続けてほしい」という声が多数あったのだそう。
牧場を経営する柿澤さんご夫婦は、その温かい言葉に、周りの人たちから牧場が愛されていたことを改めて実感。
そして、牛とともにいたい!そして酪農を継続したい!と強く思い、周りからの助言もあって、牧場を続けるための第一歩として、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと
乳牛を飼育していく上で必要不可欠なバーンクリーナという道具のチェーンが壊れてしまい、交換をしなければなりません。
クラウドファンディングで支援を募り、その資金でチェーンを新しく交換し、これからも酪農業を続けていきたいとのこと。

画像提供:かきざわ牧場
現在、このプロジェクトを遂行中の『かきざわ牧場』の柿澤さんにお話を伺いました。
実際にプロジェクトをスタートしてみていかがでしょうか
知人友人だけではなく、若い世代や遠方の見ず知らずの人たちからたくさんの支援をいただけて驚いています。それだけではなく、支援してくださった殆どの方から応援コメントもいただけて、驚きと感謝で胸が一杯です。
プロジェクトを支援したり応援してくださる方々へのお気持ちをお聞かせください
感謝しかありません。本当に、たくさんのご支援を受けられてありがたいです。
ありがとうの気持ちが届くように、日々の仕事を丁寧にやってまいります。皆さんが牛乳を飲むときに伝わることを願っています。

画像提供:かきざわ牧場
クラウドファンディングのリターン品は、「乳搾り体験」「仔牛の命名権」といった、他では得られない貴重なもの。
その他、自家製羊毛を使った手作りの羊のフェルト人形や、かきざわ牧場の生乳で作られたアイスクリーム、オリジナルデザインの牛パーカーやTシャツなどオリジナリティ溢れるグッズもあります。
目標額は2,110,000円で、2023年11月15日現在、152人の支援者が集まり約83%を達成しています。
支援募集期間は、今月末まで。
酪農を通して命や食の大切さを教えてくれ、牛と人との交流の場を提供してくれる、地元密着型の『かきざわ牧場』さん。
湘南エリアの都市部にある身近な牧場として、これからも変わらず、経営を続けて欲しいと思います。
クラウドファンディングの詳細は、下記プロジェクトページをチェックしてみてくださいね!
湘南茅ヶ崎で70年、地域に愛される牧場を守りたい|CAMPFIRE
施設紹介
【かきざわ牧場】
■住所:〒253-0004 神奈川県茅ヶ崎市甘沼245
■お問合せ:happyseadoctor@gmail.com
アクセス
JR相模線香川駅から車で10分弱(茅ヶ崎駅から車で10分強)