【鎌倉 観光スポットレポ】北鎌倉~建長寺 ①- のんびりと町並みを楽しみ、鎌倉五山第一位の禅寺『建長寺』を拝観

落ち着いた町並みから、厳かな寺院まで
大人気観光スポットの鎌倉駅の一つお隣、「北鎌倉駅」。
混雑を避け、落ち着いてのんびりとお寺や山の緑を楽しめるのが魅力です。
今回は、そんな穴場スポット「北鎌倉」の代表的な寺院である『建長寺』をご紹介したいと思います。
まずは、横須賀線「北鎌倉駅」で下車。
「北鎌倉駅」には、他にも円覚寺、名月院など由緒ある寺院があります。
『建長寺』へは、徒歩15分程。
レトロなカフェや、可愛らしいお店を見たり・・・
6月は至る所に紫陽花が咲いており、それを楽しみながら歩いていくとあっという間に到着します。
【建長寺とは】
鎌倉五山の第一位。
巨福山(こふくざん)建長寺は、臨済宗・建長寺派の大本山で、北条時頼が1253年(建長5年)に、宋から来日していた蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)を招いて建立した日本最初の禅寺です。
時頼は、建長寺を建立した後も、蘭渓道隆などに師事し禅宗を深く信仰しました。最盛期には塔頭が49院ありましたが、火災により焼失してしまい、現在の建物は江戸時代以降に再建または移建されたものとなっています。
総門・三門・仏殿・法堂などの主要な建物が中軸上に並ぶ大陸的な伽藍配置を残しています。
参照元:建長寺-鎌倉市
また、『建長寺』は「けんちん汁」の発祥地としても有名です。
野菜の皮やヘタを無駄にしないように発案された、精進料理の「建長汁」。
なんてSDGsな食べ物なんでしょうか。
それが、全国に「けんちん汁」として広まったと言われています。
入り口で拝観料を支払って、まず見えるのが「総門」です。
巨福門ともいい、天明3年に建立された京都の般舟三昧院の門を昭和15年に移築したもの。
迫力のある立派な門は圧巻。
そして、国の重要文化財「法堂」。
天井の雲龍図(うんりゅうず)は創建750年を記念して、小泉淳作(こいずみじゅんさく)画伯によって描かれたそうです。
同じく国の重要文化財の「唐門」は、平成23年に解体修理が施されたそうで、きらびやかさが際立っていますね。
元々は、東京の増上寺にあったものということで不思議な感じがしました。
訪れた日には、外国人観光客はほとんどいらっしゃいませんでしたが、「唐門」などは海外の方にとても好まれると思います。
広い境内にも紫陽花が咲いており、とても綺麗です。
春には、ハクモクレン・サクラ。秋には紅葉が楽しめるそうなので、どの時期に来ても季節の植物が楽しめるようになっています。
『建長寺』の境内は敷地がとても広く、ゆったりと重要文化財や国宝を観て回ることができます。
また、写経会や座禅会も開催しているそうですよ。
ご興味のある方は、『建長寺』公式サイトをチェックしてみてくださいね!
この日は、更に鎌倉の絶景を楽しめる「勝上献展望台」まで足を伸ばしたのですが、そちらは次回ご紹介したいと思います。
【鎌倉 観光スポットレポ】北鎌倉~建長寺②- 天狗に守られる鎮守『半僧坊』、鎌倉の絶景が望める『勝上けん展望台』へに続く
施設紹介
【建長寺】
■住所:〒247-8525 神奈川県鎌倉市山ノ内8
■電話番号:0467220981
■拝観時間:8:30~16:30
※拝観料:大人(高校生以上)500円、 小人(小中学生)200円
アクセス
JR横須賀線「北鎌倉」駅よりバス5分(江ノ電バス「鎌倉駅」行き「建長寺」下車)、または徒歩約15分