【鎌倉 グルメレポ】鎌倉五山 本店 - なんだか素朴でほっとする精進料理。野菜たっぷりの建長汁(けんちんじる)と炊き込みご飯

精進料理の建長汁は、どこか懐かしい素朴な味わい
北鎌倉駅から鎌倉方面に行くと、JRの踏切があります。
そのすぐ側にある、元祖 建長そば・うどんのお食事処、鎌倉五山 本店をご紹介します。
北鎌倉には車を停められる飲食店が少ないのですが、こちらはお店の前に2台ほど停められる駐車スペースがあります。
店名にもなっている「鎌倉五山」とは、鎌倉にある五つの禅宗の寺院のことをいいます。
建長汁(けんちんじる)は、その第一位の寺格を持つ、建長寺発祥の精進料理です。
店内には、有名人のサインや絵が飾られていましたよ。
お品書きにはセットが色々あって、紫陽花ごはんと建長汁がおすすめです。
観光地でもある北鎌倉でお手頃価格、嬉しいですね。
今回は、元祖 建長そばセットにしてみました。
紫陽花ごはんは何かと伺うと、色々な具材が入っている炊き込みごはんとのことでした。
お出汁のいい匂いがして、お料理が運ばれてきましたよ。
建長そばには、おそばが見えないくらいお野菜がたっぷり入っていて、ほのかな柚子の香り。
味噌ではなく、お醤油味の汁は、どこか懐かしい味わいでした。
建長寺発祥と云われる建長汁には、豆腐が入っているのが特徴です。
けんちん汁には豆腐をくずして入れるが、そのきっかけは、建長寺の初代住職が、修行僧が落としてしまった豆腐を拾い集めて洗い、汁の中に入れたことからという逸話が残っている。
参照元:農林水産省
建長寺では、建長汁が700年前から伝承されているそうです。
2019年に行われた建長まつりでは、山形の日本一の芋煮会で使われる大鍋が建長寺に運ばれ、5000人分の建長汁が振る舞われました。
このまつりでは、大鍋の傍らでお坊さんが味見をしていました。
また、建長まつりが再開すると良いですね。
建長汁を食してみたいという方は、ここ鎌倉五山 本店で味わうことができますので、ぜひ行ってみて下さいね。
体に優しくて、なんだかほっとします。
こちらは、店主の新井さんです。
80代の今も現役! 厨房で腕を振るっておられます。
武道をされていたという新井さんは、がっしりとした体格で姿勢が良く、優しい笑顔が印象的でした。
鎌倉五山 本店のすぐ近くには、紫陽花で有名な明月院、鎌倉五山第四位の浄智寺があり、北鎌倉駅近くには円覚寺があります。
昔ながらのお食事処で、体に優しい建長汁を味わってみませんか?
店舗紹介
【鎌倉五山 本店】
■住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1435番地
■電話番号:0467-25-1476
■営業時間:10:00~16:00
■定休日:なし
■駐車場:あり
アクセス
JR北鎌倉駅から 徒歩8分