【二宮 グルメレポ】食堂 ガラパゴス-秘境ここにあり。陸の孤島にてカレー
秘境のような場所でおいしいカレーが食べられるという噂を聞き、いってきました「食堂 ガラパゴス」。こちらから入っていきます。
車の方は、このフェンス側に並べて停めてください。
看板に沿って進みます。スニーカーや歩きやすい靴でいきましょう。
お店はどこだろう、、と不安になった頃にこの看板がみえました。
右側をみると木でできた門がみえます。
あぁ、この雰囲気、まだ店はみえてないけど、もう私大好きです。
木のゲートをくぐります。
トムハンクスの「Cast Away」という孤島のサバイバル映画を思い出しました。
お店の前には旗がかけてあります。
店主のさいとうさんが「楽しい雰囲気になればいいな」とつけたそう。
お洒落な店内です。木の雰囲気がよいですね。
DIYで店主が天井をぶち抜いて板を貼ったり、壁を塗ったりしたそうです。
緑が見えるこのソファー席は心から寛げそうです。
ギターも置いてありました。
東京や横須賀での飲食店経験の後に、2023年の8月中旬にオープンしました。
私はカレーを頼みました(税込1500円)。
飲み物(コーヒーorブッシュティー)とプリンがついてきます。
食事のメニューは、カレーか麻婆豆腐の2種になります。どちらも税込1500円です。
湘南人スパイスを感じるが辛くなく玉ねぎの甘味を感じるおいしいカレーでした。
玉ねぎは焦げる前のぎりぎりまでゆっくり炒めるそうです。
付け合わせのピクルスもいいですね。
コーヒーは砂時計の砂が全部落ちるのを待ってから、プランジャー(コーヒーポットの上から押す器具の名前)を下に押して抽出します。
スパイスを感じるプリンはおいしかったこともあり、写真を撮る前に食べ終わってしまいました。
店主さいとうさんが、20代の頃に行った旅の話を聞かせてくれました。
さいとうさんは、ワーキングホリデー制度を使って、ニュージーランドやオーストラリアで過ごし、ブドウ畑やリンゴ畑の農場のお手伝いをされていたそうです。羊のお手伝いはなかったそうです。
その後に南米のチリ・ボリビア・エクアドル・コロンビアにもいかれて、バスでの移動中にパスポートや財布含め荷物一式盗難にあってしまっとのこと。
バスの運転手が犯人を知っていた(わかっていた)そうで、バスの運転手がタクシーの運転手と何かを話していて(現地語で何を話しているかはさいとうさんは分からなかったとのこと)、その後タクシーで連れていかれた場所が窃盗した人の家だったそうです。
謝罪され、荷物は戻ってきたのですが、カメラやお金はやはりすでにない状態でした。その後一緒に警察に行き、何度もお願いしてもやはり戻ってこなかったのですが、唯一よかったことには、パスポートとクレジットカードは戻ってきたので、その後も旅を続けられたそうです。
バスの運転手もタクシーの運転手もさいとうさんがよい方だから、助けてあげたいなと思ったのだと思います。私がいった際は他のお客さんがいなかったので、たくさん話をすることができました。
ふと外をみると、鶏。。
席に座っているのに、こんなに近くに鶏がみえました。
この鶏は、下にある600坪のおうちで放し飼いされている鶏さんで、たまにガラパゴスの方にも遊びにくるそうです。自由で幸せな鶏さんでほっこりします。むっちりボディーですね。
ガラパゴスからの帰り道に、家の方が庭にでていたので挨拶をしたら、「鶏を抱っこしてみない?」とお誘いいただき、人生で初のにわとり抱っこをしました。羽を抑えて抱っこはなかなか難しかったですが、とてもかわいかったです。猫ちゃんみたいな触り心地でした。
このあたりでは猪・狸・狐をみることがあるそうで、鹿も以前にこの辺でみた方がいるそうです。店の前に栗の木があるのですが、落ちている栗を店主と猪で一緒に拾ったこともあるそうです。童話にでてきそうな優しい世界ですね。
ここでとれた栗のパウンドケーキもお店で出しています。
栗の木に鳥の巣箱がついてました。生米等の鳥の餌をおいたのに、まだ一度も鳥さんは巣にきたことがないそうです。店主がいるカウンターからこの巣箱が見えるそうなので、いつかカウンター越しにみれたらいいですね。
風が吹き抜ける気持ちのよい店内で、とても癒されました。
秋は店のすぐ近くにある紅葉が素敵だそうです。
今度来るときは、栗のパウンドケーキにワインという組み合わせにしようかな。
日々の暮らしに疲れたなと感じたら、二宮の陸の孤島「ガラパゴス」へいってみませんか?
店内はわんちゃんもOKです。
店舗情報
【食堂 ガラパゴス】
■住所:神奈川県中郡二宮町緑が丘3-76
■営業日:月・水・木・金・土・日
■営業時間:11:00~16:00
■定休日:火
■支払い方法:現金のみ
■駐車場:あり