【二宮 学びスポットレポ】二宮 マンホールの蓋 - 目にも鮮やかな町の象徴デザイン
マンホールは路上のアート!
手軽で誰もが見ることのできる路上アートとして近年じわじわと人気を集めている「マンホールの蓋」。マンホール愛好家を「マンホーラー」や「蓋女」と呼び、マンホールを探す活動を「蓋活」なんて言ったりするそうです。
旅行先での「蓋活」はもちろん、地元・湘南エリアの「蓋活」を楽しんでいる筆者。
今回は、湘南の路上アート・二宮編をご紹介します。
二宮のシンボルを詰め込んだデザイン
二宮の町の木は「ツバキ」が制定されています。
古くから武士や高貴な身分の人々にめでられ、品種も多く挿し木などで簡単にふやせます。町の中にも多く、親しみの深い木です。
引用元:町章・木・花・鳥 - 二宮町ホームページ
そんな、町の木「ツバキ」の花をモチーフに選定されたのは、町の子供達の投票によりものだったそうです。
町内小学校6年生児童の投票により、町の木『つばき』の花をデザイン化しました。
引用元:二宮町 - 酒匂川流域 - マンホール紹介 -公益財団法人神奈川県下水道公社
大きな3輪のツバキの花と共に「MY TOWN NINOMIYA」の文字が入ったデザインです。
小ぶりなマンホールの蓋は、ツバキの花がギュッと凝縮されて描かれています。
同様のデザインで、カラーのマンホールの蓋もあります。
目の覚めるようなツバキの赤が華やかな印象ですね。
こちらのカラータイプは、二宮駅駅前周辺で見ることができます。
出会えたらラッキー!?富士山・松・海デザイン
続いて、数は少ないと思われる出会えたらラッキーなマンホールの蓋です。
葛飾北斎の冨嶽三十六景で描かれた「相州梅澤左」は、大磯宿と小田原宿の間である二宮の梅沢地区だと言われています。
江戸時代、街道には日本橋を起点として、一里ごとに塚が設けられました。
大磯宿からさらに西に進んだ現在の二宮町にも、「江戸より十八里」の一里塚が築かれ、その跡が、川勾神社入口の国道1号線沿いに残されています。
このあたりは「梅沢の立場」と呼ばれ、小田原と大磯の間の宿として賑わいを見せたと言います。
現在は、跡地に記念碑が建っています。東海道一里塚の跡(二宮町)
梅沢地区から眺めたであろう浮世絵の雰囲気を反映したマンホールデザインです。
こちらは、赤錆のようなものが全体的に付着しているので、設置から長く使われているように見えます。
このマンホールは、国道1号線沿いで1つだけ見つけることができましたが、設置箇所が少ないように思いますので、出会えたらラッキーかも知れません。ぜひ、街歩きしながら探してみるのも楽しそうですね。
最後に
海と山が近接する自然豊かで、年間を通して温暖な気候の二宮町を象徴するようなマンホールの蓋でしたね。
ツバキが描かれたカラーマンホールは、二宮駅から降り立ってすぐに目に入りやすいと思います。反対に、浮世絵をイメージした「富士山」「松」「海」デザインのマンホールは数が少なそうなので、見つけられたらラッキーだと思います。
二宮の歴史や自然を感じて散策する際には、ぜひ足もとのマンホールの蓋にも注目してみてくださいね!
地図
【ツバキデザインのマンホールの蓋】
【富士山・松・海デザインのマンホールの蓋】
※国道1号線沿い、二宮交差点から小田原方面に100m程進んだ歩道付近。
関連リンク
https://shonanjin.com/w/news/oisomachi-manhole/
https://shonanjin.com/w/news/hiratsukacity-manhole/