【大磯 観光スポットレポ】明治記念大磯邸園 - 歴史的な邸宅と見頃を迎えたバラ園
歴史ある邸宅とバラ園
大磯町にあります、明治記念大磯邸園内のバラ園が綺麗に咲いていると聞きつけ、見学に行ってきました。
同園に向かう道のりは、国道1号線を平塚方向から小田原方面に向かって歩いて行くのですが、道中に松並木があります。大磯の東海道松並木が見られるスポットは3つありますが、その3つの中でも明治記念大磯邸園周辺の松並木は全国的に有名で、新春恒例の箱根駅伝などにも映る有名スポットです。
天気が良いと、運良く松と松の間から富士山が見えることもありますが、この日は生憎の曇り空。お天気が良い日に向かう際は、ぜひ富士山にも注目してみてください。
そして、その松並木通りの中間付近に、明治記念大磯邸園があります。
早速入園してきます。入園料は無料。
同園は、「明治150周年」の施策として段階的に整備・公開されている施設です。明治期の立憲政治確立に重要な役割を果たした偉人ゆかりの地でもありますが、近年、別荘の多くが老朽化し、マンションに建替えられたり、敷地の一部が売却されるなど開発により失われつつある中で、現在残っている邸宅と庭園は非常に歴史的価値のあるものと言われています。
現在、旧大隈重信別邸や、旧陸奥宗光別邸跡、そして広大な面積の庭園などが公開され、邸宅を見学したり、お庭を散歩して楽しむことができます。
園の中に入って右手に進むと現れるのが、旧大隈重信別邸です。室内に入ることはできませんが、外観を伺うことができます。
入口から左手に進みますと、旧陸奥宗光別邸跡があります。こちらも邸宅内には入れないため、外からの雰囲気を楽しみます。
旧大隈重信別邸、旧陸奥宗光別邸跡共に、歴史と風格ある建物になっており、御二方の偉大さを改めて実感します。
また、庭園の散歩をしていると、様々な木花や自然を感じることが出来て、日々の家事や仕事の疲れから解放され、穏やかな気持ちになっていくような気がします。
園内散歩の足を進めると、旧大隈重信別邸と旧陸奥宗光別邸跡の間あたりにバラ園があります。
現在のバラ園は、フランス産のプリンセスシャルレーヌドゥモナコや日本原産の原種ノイバラなど、約60本もの色とりどりのバラが咲き誇っています。
色とりどりのバラ達が美しいのはもちろんですが、日本家屋と松並木とバラが絶妙なバランスでマッチしているのは、他では中々見られない光景なのではないかと思います。
園内全体を通して、ゆったりとした大磯時間が流れているような場所なので、筆者は頭をスッキリさせたいときなど、定期的に散歩に行ったりするお気に入りの場所です。比較的いつ行っても来園者が少ない印象ですので、個人的にはもっと「明治記念大磯邸園」を知って、行ってみたい!と思う方が増えたら嬉しいなと思っています。
春のバラの見ごろは6月上旬頃までだそうなので、この機会に明治記念大磯邸園見学や大磯散策に出掛けてみてはいかがでしょうか。
施設紹介
【明治記念大磯邸園】
■所在地:神奈川県中郡大磯町東小磯295ほか
■電 話:0463-61-0101(受付時間:9:00~16:30)
■入園料:無料
■開園時間:9:00~16:30(最終入園16:00)
■休園日:毎週月曜日、年末年始 ※但し、月曜日が祝日の場合は開園し翌日が休み
■駐車場:現在工事中のため、来園者用駐車場はありません。(2022年5月時点)
※大型バス用乗降スペースのみ確保していますが、駐車はできません。大型車での来園は事前申込みが必要です。
アクセス
JR東海道線「大磯駅」下車 徒歩約15分