【逗子・葉山 イベントレポ】逗子葉山海街珈琲祭2023 -「海街で、また会いましょう」
4年分の想いを込めて
コロナ禍で開催出来なかったイベントがついに帰ってきました。満を持してという言葉に相応しく、海街に愛される珈琲店が軒を連ね、さらにそれを盛り上げる音楽ステージ、海街のお菓子屋さん、本屋さん、作家さんのアイテム。
会場となった逗子の亀岡八幡宮。個人的には、ここにこれほど人が集まるのを見たのは初めてでした。
それだけ、注目度の高い、待望のイベントだったということではないでしょうか。
そんな魅力あふれる「逗子葉山海街珈琲祭2023」にお邪魔させて頂きました。
どのコーヒーにしよう
私自身葉山に住んで2年目ということもあり、4年前のイベントのことは知らず、今回、逗子葉山のコーヒー店が一堂に会するというのは初めてのことでした。
コロナ後のイベントは徐々に増えつつありますが、珈琲祭自体が個人的には珍しくInstagramなどでも情報発信して下さるおかげで、期待は高まっていました。
会場に着くと多くのお客さんで溢れており、同じように楽しみにきた方の多さに驚くと共に、共感のような一体感も感じました。
どのコーヒーにしようか、選びきれない私は今回2店舗に絞ってじっくり飲んでみることにしました。
いろいろ飲み比べたい方は、陶器のミニカップ(事前販売では限定のイエロー、売切れ次第ホワイト。それも売り切れた場合は紙ミニカップ)で4杯飲み比べチケットを手に思い思いの店に並んでいるようでした。
数あるお店の中で4つを決めるというのも選択肢が多いので皆さん事前の下調べもしてきているのかなぁ、などと気合いの様子を感じ取りました。
海街のつながり
まず私がはじめにお邪魔したのは「Coffee etomoiri」さんです。お店自体はなんとあの離島、西表島にあるというから驚きです。
事前のInstagram情報によると店主さんは生まれは辻堂、最近まで鎌倉で生活していたそうです。
どこまでも海街な店主さん。待ち時間の間に数種類の豆の香りの違いを嗅がせて下さったり、忙しいなかでもこちらの質問にも丁寧にわかりやすく説明して下さいました。
まさに珈琲愛とストーリーが感じられる一杯(税込800円)。
特徴のある酸味とフルーティな香りが鼻に抜けて味わい深く感じられました。
二軒目にお邪魔したのは、「BY THE TREE COFFEE 」さんです。
こちらも同じ海街といっても鹿児島と沖縄の中間に位置する奄美大島にお店を構えていらっしゃるスペシャリティコーヒーロースターさんとのこと。
一軒目に引き続き逗子葉山にいながら離島のコーヒー屋さんを飲み比べられるという贅沢さ。
お店の名前は、「休」という漢字から取っているそう。コーヒー片手にほっと一息、そんな気持ちで並ぶお客さんもたくさんいらっしゃいました。
今回頂いたのはケニアという種類(税込550円)。丁寧に淹れて下さる姿が印象的でした。
これだけ多くの人で賑わい飲み比べている中で、正直に言うと私自身コーヒーに詳しいとはおこがましくて言えないなと思ったのですが、やっぱり味の違いはある!とだけは確かに感じました。
その味がどうとか語るのは素人には憚られますが、違いを感じて、自分の好みを見つける、もしくはそのときの気分や体調、食べるものによっても変えてもいいのかもしれない、そんなコーヒーの幅の広さを感じさせてもらいました。
お祭りだからこその楽しみ
コーヒー店に並んで待つ間にも、心地よい音楽・演奏が響きます。思わず体が動いていたり、耳を傾けながら待つ時間も楽しいひと時に。
特に小さいお子さん連れのお客さんなどは生演奏の前に集まって、じっと聞き入る子どもたちも多く見かけられました。
コーヒーのお供におやつのお店や、本屋さんや雑貨屋さん、合間合間で見ているだけでも楽しい気分にしてくれるお店がたくさんありました。
私たちの海街にはこんなにも楽しいお店があるのだということも再発見でした。
「海街で、また会いましょう」
このイベントの合言葉にふさわしく、また次の年も、その次も、ここに来た多くの人がその想いを胸にしたのではないのかなと感じるイベントでした。
次回の再会までに、個々のお店にも会いに行きたいなと思っています(それも皆さん同じかもしれないなと思いながら…)。
イベント詳細
【逗子葉山海街珈琲祭2023】
■開催日時:2023年11月18日(土)10〜19時、
■開催場所:〒249-0006 神奈川県逗子市逗子5丁目2−13
■参加費:ミニマグ+飲み比べチケット4枚(税込2500円)、そのほかは店舗による
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