【2023年最新】小田原 子連れ観光スポット 地元ライターおすすめ 日帰りモデルコース!
歴史と自然が心地よく調和する町、小田原。町のシンボルともいえる小田原城をはじめ、ノスタルジックな雰囲気漂う街並みや、おいしいグルメ、美しいビーチなど、たくさんの魅力にあふれています。今回はそんな小田原を子連れで楽しめるおすすめモデルコースをご紹介します。
「子連れだとおしゃれなお店に入りにくい」「いろいろ回ると子どもが疲れてぐずってしまう」そんな子連れ旅にありがちな悩みも解決できるプランになっていますので、ぜひ家族で足を運んでみてくださいね。
目次
10:00~ 小田原の名所といえばここ!小田原城址公園を探索
小田原観光といえば、やはり小田原城は外せません。でも子連れで楽しむとなると、「お城の中は階段が多くて移動も大変だし、子どもには少し退屈かも」と思う方も多いですよね。
しかし、そんな心配はいりません。小田原城址公園内には子ども遊園地や忍者館など、子どもが楽しめるスポットがたくさんあるんですよ。春は桜、秋は紅葉と四季折々の自然を感じられるのも魅力のひとつ。季節を感じながらのんびりお散歩するだけでも癒されます。坂や階段もありますが、バリアフリーのコースも用意されているのでベビーカーでの散策も可能です。
小田原こども遊園地
天守閣がある本丸広場から少し下ったところにある子ども遊園地。長年たくさんの人たちに親しまれてきたのが分かる、レトロな佇まいが印象的です。少し色褪せた木馬や、懐かしいアニメのテーマソングが流れる遊具に、まるでタイムスリップしてきたかのような気分になります。
のりもの券は、券売機で購入します。豆汽車とバッテリーカーはなんと1回80円!自動遊器具も30円で乗ることができます。この値段なら、子どもの「もう1回乗りたい!」のリクエストにも答えてあげられますよね。
豆汽車から眺める光景は、ちょっとした動物園。ニコニコ顔のライオン、キリンの家族、おどけた顔で鼻を持ち上げるゾウ。手作り感あふれる動物たちがお見送りをしてくれます。イルミネーションのトンネルをくぐると、子どもたちから「わぁー」っと歓声が上がります。
運転手さんの楽しいガイドも、汽車の旅を盛り上げてくれるすてきな要素。観光中のお客さんと手を振りながら交流する時間も、何にも代えがたい体験です。
バッテリーカーは2才から1人で乗れるので、乗り物デビューにもぴったり。小さな子どもには保護者が付き沿うこともできるので安心してドライブを楽しめます。
他の車とぶつからないように上手にハンドルをきったり、アクセルの踏み具合を調節したり、遊びながら交通ルールも学べます。小田原城を臨む緑いっぱいのコースを走るのは最高の気分。大人も子どももリフレッシュできますよ。
【小田原城址公園こども遊園地】
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- 料金:豆汽車・バッテリーカー各80円・自動遊器具30円
- 営業時間:9:00〜16:30
- 定休日:不定休
- 電話番号:0465-22-3417
- 住所: 神奈川県小田原市城内6丁目1
- 駐車場:なし
- HP:小田原城址公園こども遊園地
小田原城NINJA館
小田原城NINJA館は、戦国時代、北条氏に仕えて活躍したと言われている「風魔忍者」をテーマにした施設。シアターやクイズを交えながら楽しく歴史を学べます。小・中学生は100円、大人も310円とリーズナブルな価格も嬉しいポイントです。
足音を忍ばせながら敵の陣地に侵入し、合言葉を探す忍者体験は、大人でもドキドキしてしまうほど。壁つたいに歩いたり、池の石を飛んだり、五感・体幹をフルに使って進んでいきます。
手裏剣を投げながら敵と戦うバーチャルゲームは臨場感たっぷりで、まるで本当に忍者になったかのような気分が味わえますよ。
【小田原城NINJA館(歴史見聞館)】
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- 料金:大人310円 小・中学生100円
- 営業時間:9:00〜17:00
- 定休日:12月31日・1月1日
- 電話番号:0465-22-3818
- 住所: 神奈川県小田原市城内6丁目1
- 駐車場:なし
- HP:小田原城NINJA館
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12:30~ カフェレストランやまじょうで絶品かまぼこランチを
ランチは小田原名物の蒲鉾を。カフェレストランやまじょうは、創業145年の山上蒲鉾店が手掛けるレストラン。2022年9月、目前に海を見据える最高のロケーションにオープンしました。
店内は、太陽の光がたっぷり入る心地のよい空間。ナチュラルなインテリアが明るく清潔感のある雰囲気を醸し出しています。相模湾が一望できる大きな窓も印象的。お天気が良い日には初島が見えることもあるそうですよ。
繁華街からはやや離れた場所にあるので、ゆったりとした贅沢な時間が流れます。
こちらでいただけるのは、やまじょう名物の無添加かまぼこや、旬の野菜をたっぷり使った創作料理。ランチの人気メニュー「やまじょうワンプレート」(税込1,200円)はかまぼこをはじめ、いわしのつみれ入りラタトゥイユやバーニャカウダ風サラダ、雑穀米のおにぎりなどが付いた大満足の一品です。彩り豊かで見た目もとってもおしゃれ。
やまじょうのかまぼこは、天然の白グチと良質な地下水を使用し、無添加で仕上げられているのが特徴です。こだわりの食材と、熟練の職人の技が作り上げるかまぼこは魚の味が濃く、ぶりんとした弾力のある食感に。噛むほどに口の中に広がる旨味もたまりません。
鯵から揚げうどん(税込770円)は、濃いめのお出汁と香ばしい鯵のから揚げの組み合わせが絶妙。かつおぶしやねぎ、とろろ昆布など、たくさんのおいしい香りが合わさって、風味豊かに仕上がっています。小ぶりのサイズなので子どもにもおすすめです。
かまぼこ料理と聞くと、「もの足りないかも」と思う方も多いかもしれません。ですがカフェレストランやまじょうにはカルボナーラやぺペロンチーノなどのパスタメニューもあるので、しっかり食べたい男性にもきっと満足していただけます。そして料理のおいしさをワンランクアップさせてくれるかまぼこの底力にも驚くはずです。おにぎりやスープ、サラダなどはお好みでセットにできるので、オリジナル定食を作ることもできますよ。
かまぼこの味わいや弾力の違いを楽しめる「食べ比べプレート」や、だて巻きを使ったオリジナルスイーツなど、ここでしか味わえないメニューもたくさん!子ども用チェアや麺切りカッターなども貸してもらえるので、小さな子ども連れでものんびり過ごせます。
店内中央のカウンターには小田原にまつわる書籍をはじめ、レシピ本や図鑑、絵本などがずらり。「ご自由にどうぞ」と子ども向けに折り紙やクレヨンを用意してくれている心づかいにも、お店のあたたかさを感じます。お料理を待っている間も楽しく過ごせるので、おなかが空いた子供がぐずってしまう、なんて心配もありません。
お店の向かいの通りは、山上蒲鉾店をはじめ、かまぼこや干物のお店が軒を連ねる「かまぼこ通り」。お土産の購入はもちろん、食べ歩きや足湯が体験できるお店もあります。明治時代を再現したレトロな街並みはゆったりとお散歩するのも楽しいですよ。
【レストランやまじょう】
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- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:火曜日・水曜日
- 電話番号:0465-24-5034
- 住所:神奈川県小田原市浜町三丁目16番12号
- 駐車場:あり
- HP:レストランやまじょう
- SNS:@yamajou_cafe
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14:00~小田原観光交流センターで工芸品作り体験
おなかが満たされたら、次は小田原観光交流センターへ。2021年の7月にオープンしたこちらの施設では、小田原の観光案内をはじめ、小田原の名産物の販売や、さまざまなワークショップが開催されています。
中に入ると木のいい香りが。建物には小田原産の杉やひのきがふんだんに使われており、あたたかさと清々しさが感じられます。
ワークショップは「寄木細工のコースター作り(税込1,320円)」や「食品サンプルで作る小田原海鮮丼(税込1,760円)」「小田原ちょうちん作り(税込2,420円)」など小田原ならではの作品作りが楽しめます。季節にちなんだメニューもあるので、何度来ても楽しめるのも魅力のひとつです。
「寄木細工のコースター作り」はたくさんある木のパーツからお好みのものを選んで貼り合わせていきます。作業自体は簡単ですが、木の種類によって木目や質感が違うので、組み合わせ方が重要。選ぶ木材によってがらりと雰囲気が変わるので、オリジナリティ溢れる仕上がりになります。
直感でパパっと組み合わせる子。色や形のバランスを何度も確認する子、個性が出るので子どもたちの「新しい一面」が見られます。
世界にひとつだけのコースターが完成。30分ほどでできるので、ちょっとした空き時間に作れてしまいます。小田原観光の思い出にぴったりです。
あまり時間がない時や、小さな子どもにはひのきのボールに色を塗る「ひのきボールの絵付け(税込550円)」や、ひのきでできたはがきを未来に向けて送る「アニバーサリーポスト(税込440円」もおすすめ。「アニバーサリーポスト」は宛先と3年先までの日付を指定できるので、未来の自分に送ったり、友達やおじいちゃん、おばあちゃんにサプライズで送るのもいいですよね。どれも予約不要でできるので、気軽に体験できるのもうれしいポイント。スタッフさんが丁寧にレクチャーしてくれるので、工作が苦手な子どもでも楽しく取り組めます。
ワークショップスペースのとなりには、木のおもちゃや絵本が備わった小さなベビースペースもあります。
物販エリアには、小田原の工芸品やお菓子がたくさん。小田原産の天然木を使用したおもちゃやアクセサリー、無添加の梅干しなど、ここでしか買えないものもあるのでぜひチェックしてみてください。
さくさくとした食感が楽しいありへいとう(税込324円)は、小田原の隠れ名物。「みそ落花生」や「足柄茶」など個性的なフレーバーが揃っており、お土産にもぴったりです。
併設された三の丸ホールには幼児向けのキッズスペースも。いたるところに楽器が隠されており、さまざまな「音」に触れられます。踏むと音が鳴るクッション、引き出しに取り付けられた太鼓。見つけるたび「どんな音がするのかな?」と期待に胸を膨らませる子どもたちの姿を見ると、こちらも楽しくなってきますよね。同フロアに授乳室やおむつ替えスペースもあるので、ちょっとした休憩スポットとしてもお使いいただけます。
小田原観光交流センターでは他にもレンタサイクルや、まち歩きの案内なども行っており小田原観光には欠かせないスポット。イベントも多く、いつもたくさんの人たちで賑わっています。おしゃれなカフェもあるので、小田原城を眺めながらのんびりコーヒーを楽しむ、なんて過ごし方もできますよ。
【小田原観光交流センター】
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- 営業時間:9:00〜17:00
- 定休日:12月29日〜1月3日
- 電話番号:0465-46-8403
- 住所: 神奈川県小田原市本町一丁目7番50号
- 駐車場:あり(利用金額に応じ優待券発行有)
- HP:小田原観光交流センター
- SNS:@odawara_visit
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15:30~「きんじろう CAFE&GRILL」でおしゃれなカフェタイム
小田原観光交流センターからのんびり歩いて10分ほどのところにあるきんじろうCAFE&GRILL。報徳二宮神社に併設されている「きんじろうカフェ」の姉妹店です。二宮金次郎の石像と、レトロなカラーのチンチン電車がぱっと目を惹きます。
お店に入ると、リースやスワッグなどたくさんのお花たちがお出迎えしてくれます。入り口にあるのは「報徳会館デザインスタジオ FLOWER&GARDENS」が手がけるフラワーショップ。カフェをおしゃれに演出してくれているフラワーアイテムは、もちろん購入することも可能です。
ランチタイムはステーキやハンバーグなどのグリル料理が人気のカフェレストラン。子ども用のメニューもあるので子連れランチにもおすすめですが、14時からはカフェメニューが楽しめます。
ショーウィンドウには季節のフルーツをふんだんに使ったかわいらしいケーキたちがずらり。「どれにしよう、こっちもおいしそう」と悩むのも至福のひとときですよね。
おすすめは「午後のドレスアップ ケーキセット(税込1,200円~)」。エディブルフラワーやフルーツでおしゃれにドレスアップされたケーキと、お好きなドリンクが付いたお得なセットです。
美しすぎるケーキはまるでアートのよう。食べるのがもったいないようで、ついうっとり眺めてしまいます。
こちらのパティスリーでエグゼグティブ・シェフ・パティシエを務める有野孝さんは、ヒルトン小田原リゾート&スパや人気洋菓子店キルフェボンで重役をも務めたこともあるそう。
有野さんの生まれ故郷である北海道や、小田原で育ったおいしいものをふんだんに使ったケーキは繊細で、どこかやさしい味わい。上品な甘さのクリームも絶品で口の中でふわっと溶けます。
店内は開放感たっぷりの明るい雰囲気で居心地も抜群。ドライフラワーやグリーンで彩られたインテリアもすてきで、ついつい長居をしてしまいたくなります。
おしゃれなカフェは、なんとなく子連れで入りにくい印象がありますが、こちらのお店は子ども用の椅子も用意されており、とてもキッズフレンドリー。大人も子どももいっしょにお茶を楽しめるのは嬉しいですよね。スタッフさんも子どもにやさしく声をかけてくれるので、和やかな雰囲気でした。
大きな窓から見えるお庭は、散策することもできます。季節の植物やハーブが植えられた花壇に流れるゆるやかな小川。まるで絵本の1ページを切り取ったかのような癒しの空間は、歩くだけでリフレッシュできます。
お店の正面に置かれたチンチン電車は、昭和10年から小田原の町を実際に走っていたもの。動かなくなった今も、この地で小田原の町を見守ってくれています。
当時のままのこされた車体は、中で食事をすることも可能です。乗り物好きの子どもなら喜んでくれること間違いなし。特別な体験として思い出に残るはずですよ。
また、きんじろうCAFE&GRILLはフードロス削減にも力を入れており、16時30分以降は店頭のケーキを30%オフで販売しています。多くの洋菓子店がかかえるフードロス問題。地球を守ることにもつながるすてきな取り組みはぜひ応援したくなりますよね。
【きんじろうCAFE&GRILL】
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- 営業時間:10:00~17:00
- 定休日:不定休
- 電話番号:0465-23-2881
- 住所: 神奈川県小田原市南町2-1-601
- 駐車場:あり(利用金額に応じ優待券発行有)
- HP:きんじろう CAFE&GRILL
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16:30~ SNSでも話題!夕暮れの海辺でまったり
小田原を観光するなら、やはり「海」も欠かせません。小田原の海と聞くと、漁港や釣りのイメージが強いかもしれませんが、ビーチもとてもきれいなんですよ。
特に御幸の浜は小田原屈指の映えスポット!海へと続くトンネルを抜けると、息を飲むような絶景が出迎えてくれます。
このトンネルは大磯町から小田原市を結ぶ有料道路、西湘バイパスの高架下に位置しており、御幸の浜から国府津までの間に実は23カ所もあります。おしゃれな写真が撮れるスポットとしてSNS上で話題になり、最近はカメラ片手に撮影を楽しむ人たちが増えています。
場所によって少しずつ見える景色が違うので、海岸線を散歩しながらたくさんのトンネルを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
「御幸の浜」という名前は、明治6年に明治天皇と皇后が漁夫の地引網をご覧になったことが由来しているそう。真鶴半島まできれいに見渡せる雄大な海は、眺めているだけで心が穏やかになります。
御幸の浜は、浜に近いところでも突然深くなる場所があるので、子どもの水遊びには注意が必要です。水遊びのシーズン以外でも、波打ち際を走ったり、きれいな貝殻やシーグラスを拾ったり、小石を積んだり、楽しみ方は無限大。夕暮れにさしかかると刻一刻と変わる光景も、旅の思い出になることでしょう。
【御幸の浜】
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- 営業時間:なし
- 定休日:なし
- 電話番号:0465-33-1521
- 住所:小田原市本町3丁目-15
- 駐車場:なし
- HP:御幸の浜
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18:00~ディナーはわらべ菜魚洞で海鮮グルメを堪能
たっぷり小田原を満喫した1日の最後は、地元産のおいしい魚料理で締めくくりましょう。わらべ菜魚洞は小田原漁港のすぐ近くにある地元でも人気の海鮮料理店。毎朝、漁港から仕入れる新鮮な魚を使った創作料理が楽しめます。
店内はモダンで落ち着いた雰囲気。「子どもがいても大丈夫?」と不安に思うかもしれませんが、広々としたお座敷席や子ども用チェアもあるので、小さな子連れでも安心です。
こちらでぜひ食べていただきたいのはアジフライ(税込1,485円)。衣のサクッとした食感と、ふわっととろける肉厚のアジのうまみがたまりません。油っこさもなく、軽い食感に仕上がるのは熟練の職人ならではの技。いくらでも食べられてしまいそうなおいしさです。
その日のおすすめから、お好みで選ぶお刺身の盛り合わせや、新鮮な魚介がたっぷりつまった海鮮丼も人気メニュー。一品料理も豊富なので、いろいろ頼んで家族でシェアするのもいいですね。
子ども用のメニューも充実のラインナップ。お子様プレート(税込1,298円)はエビフライにコロッケ、からあげ、ウインナーにポテトサラダと、子どもが大好きなものがたっぷり詰まった大満足の一品。お魚の定食やいくら丼もあるので、海鮮好きの子どもにも満足してもらえるはずです。
今日楽しかったことやきれいだったこと、思い出話に花を咲かせながらおいしいものを堪能しましょう。
お店では、小田原産のはちみつやお菓子も扱っているので、お土産にもおすすめです。
【わらべ菜魚洞】
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- 営業時間:11:30~14:00(L.O)17:00~20:30(L.O)
- 定休日:火曜日はランチのみ営業
- 電話番号:0465-22-4858
- 住所:神奈川県小田原市早川1-5-4
- 駐車場:あり(無料)
- HP:わらべ菜魚洞
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海やグルメも大満喫!小田原で最高の1日を過ごそう
小田原には「古き良きもの」と「トレンド感溢れる新しいもの」が混在しており、どちらも楽しめることがまた魅力でもあります。子どもが楽しめるスポットは少なそう、と思う方も多いかもしれませんが、公園や遊園地など、おもいきり体を動かして遊べる場所もたくさんあるんですよ。自然やグルメも堪能すれば、大人も子どもも大満足の1日が過ごせるはずです。家族の思い出作りに、ぜひ足を運んでみてくださいね。