【大磯 学びスポットレポ】大磯 マンホールの蓋 - ご当地マンホールは道端のアート!観光スポットを巡りながら、大磯らしいマンホールアートに触れる一石二鳥コース
下を見ながら歩くのが楽しくなる
普段何気なく歩いている道路。
道路を歩く上で、知らず知らずのうちに側を通ったり、踏んでいたり。
道路上にあって、いつでも好きな時に見ることが出来るお手軽なアートをご紹介します。
道路にあるの?いつでも見られるってどういうこと?と、思う方もいらっしゃるでしょう。
今回ご紹介するのは、「マンホールの蓋」です。
「ご当地マンホール」なんて言葉があるように、県ごと、市町村ごとに色柄が異なったマンホールがあります。
その地域ならではの絵柄が描かれ、Instagramのハッシュタグ「#マンホール」は、2022年9月時点で59.1万もタグ付けされ、一部ではマンホールファンもいる程です。
今回は大磯町の観光スポットを巡りながら、「ご当地マンホール」も合わせて巡る一石二鳥コースをご紹介します。
おすすめルートの地図がこちら。
1.大磯駅
↓・・・・・・・・移動:徒歩8分
2.鴫立庵
↓・・・・・・・・移動:徒歩10分
3.明治記念大磯邸園
↓・・・・・・・・移動:徒歩10分
4.旧島崎藤村邸
↓・・・・・・・・移動:徒歩8分
5.大磯駅
各観光スポットをどれくらい見学するかによっても所要時間が変わってきますが、おおよそ2〜3時間、ゆっくり観ても半日で回れる順路になります。
では、大磯駅からスタートして行きましょう!
大磯駅〜鴫立庵
この間に関しては、ご当地マンホールが見られる場所は多々あるものの、車の走る道路にあるため、見学の際はくれぐれもご注意ください。
ここで見られなくても、後で見られるのでご安心くださいね。
道中には、以前ご紹介した「さぬきうどん讃州」もありますよ!
歩いて8分程で「鴫立庵」に着きます。「湘南」発祥の地とも言われているので、ゆっくり見学してくださいね。
鴫立庵〜明治記念大磯邸園
こちらの区間は、坂道を上り、箱根駅伝の中継でも度々映る「東海道松並木」を歩いて行きます。
こちらで発見したマンホールの蓋は、消火栓です。
神奈川県の花「山ゆり」、県の木「いちょう」、県の鳥「かもめ」が描かれています。
神奈川県内で消火栓を見たことがある方は、この絵柄に見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
続いて見つけたのが、おすい(汚水)用のマンホールの蓋です。
大磯町の花「さざんか」、町の木「黒松」、町の鳥「かもめ」と、海水浴場発祥の地に相応しい相模湾を背景にしたデザインは正にご当地マンホールではないでしょうか。
また、小さいおすい(汚水)もこのデザインとなっていて、目を凝らして見比べてみると、ちょっとずつレイアウトや柄の密度が異なります。
大きいおすい(汚水)と小さいのとで違いを見つけるのも面白いのではないでしょうか。
この区間は、神奈川県らしい消火栓、大磯町ならではの汚水用マンホールを眺めたり、全国的に有名な東海道松並木もあるので、上も下も見どころが沢山あります。
「明治記念大磯邸園」は、明治期の立憲政治確立に重要な役割を果たした偉人ゆかりの地で、歴史ある邸宅やお庭が見学できます。
明治記念大磯邸園〜旧島崎藤村邸
この区間で見つけたのが、うすい(雨水)用のマンホールの蓋です。
おすい(汚水)よりも見かける頻度が少ないような印象を受けるうすい(雨水)のマンホールの蓋。
先ほどご紹介したおすい(汚水)のマンホールと描かれているモチーフは一緒なものの、「OISO」表記になっています。
文字表記の違いや各モチーフのデザインや構図の違いによって、だいぶ印象が変わるように感じますね。
国道1号線から、JR東海道線の線路沿いまで行き、「パン屋の富田」横の細い道に入ると、「旧島崎藤村邸」があります。
文豪・島崎藤村が晩年過ごしたお宅が今も静かに佇んでいます。
旧島崎藤村邸〜大磯駅
一部、道路がレンガになっている場所もあります。
駅まで向かう道中には、マンホールも多々あります。
筆者としては、この区間のマンホールは華やかで、大磯のご当地マンホール一番の見どころ区間なのではないかと思っています。
先ほど鴫立庵〜明治記念大磯邸園の区間でも見つけたおすい(汚水)用のマンホールの蓋と同じデザインではありますが、コパーブラウン単色でシンプルな色目の蓋とは異なり、この区間で見られるのが、同デザインの有彩色バージョンです。
色が着いているので、さざんかの色鮮やかな赤、立派にそびえ立つ黒松、海とかもめがはっきりと分かるのではないでしょうか。
色があるだけで、こんなにも華やかに印象が変わるマンホールの蓋、知れば知るほど面白みを感じます。
最後に
今回はマンホールの蓋を見つけながら各観光スポットも巡るコースをご紹介したため、各施設の説明は割愛しましたが、関連リンクにレポートが載っていますので、そちらを参考にしてくださいね!
普段何気なく歩いている道ですが、マンホールの蓋に注目して歩くと、意外にもマンホールの蓋の数の多さや、様々な用途とデザインがあることに気づきます。
ぜひ、大磯の観光巡りとセットで、道端アートのマンホールの蓋にも注目して歩いてみてはいかがでしょうか。
地図
【大磯観光&マンホールの蓋巡り】
■住所:神奈川県中郡大磯町
関連リンク
【大磯 観光スポットレポ】鴫立庵・湘南発祥之地大磯 - 湘南は大磯から始まった!?湘南について学ぶ
【大磯 観光スポットレポ】明治記念大磯邸園 - 歴史的な邸宅と見頃を迎えたバラ園
【大磯 観光スポットレポ】旧島崎藤村邸 - 間宮祥太朗さん主演映画『破戒』 の作者・島崎藤村が晩年過ごした邸宅
鴫立庵
明治記念大磯邸園
旧島崎藤村邸 | 大磯町観光情報サイト
画像出典①:マンホールの蓋の写真 (神奈川県大磯町) 2022年9月24日(土) 筆者撮影
画像出典②:推奨観光ルートマップ 筆者作成
【小田原 学びスポットレポ】小田原 マンホールの蓋 - ご当地マンホールの宝庫!マンホールアートを目印に観光スポットを巡る<前編>
【小田原 学びスポットレポ】小田原 マンホールの蓋 - ご当地マンホールの宝庫!定番マンホールからスペシャルマンホールまで<後編>