【寒川 イベントレポ】寒川神社 令和5年 迎春ねぶた - 迫力あるねぶたが御神門に登場
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平和とコロナ禍の終息を願う「迎春ねぶた」
湘南屈指のパワースポットのひとつとして、寒川神社があります。
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そんな寒川神社では毎年恒例、年末年始のこの時期にしか見ることができない「迎春ねぶた」が展示されています。
「ねぶた」とは?
青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠 (とうろう) 流しの変形であろうといわれていますが、その起源 (きげん) は定かではありません。
奈良時代 (710年~794年) に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗 (しゅうぞく) と精霊 (せいれい) 送り、人形、虫送りなどの行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇 (おうぎ) ねぶたになったと考えられています。 (後略)
寒川神社の鳥居をくぐり、森のような参道を抜けると、御神門に着きますが、いつもの姿とは異なります。
御神門の屋根の下に「迎春ねぶた」が展示されています。
「瓊瓊杵尊と木花咲耶姫 (ににぎのみこととこのはなさくやひめ) 」
寒川神社の正月の風物詩であります迎春ねぶたは、本年で23回目を迎えました。第1回から第12回は「干支」を題材に、第13回からは古事記や日本書紀などの「神話」を題材に制作しています。
令和5年の迎春ねぶたは、瓊瓊杵尊と木花咲耶姫を題材としました。瓊瓊杵尊は国家安泰と五穀豊穣の神様として、また木花咲耶姫は櫻の花の咲き誇るような美しさと共に、3人の御子 (火照命 (ほでりのみこと) 、火須勢理命 (ほすせりのみこと) 、火遠理命 (ほおりのみこと)) を火の中の産屋でご出産された安産と子授けの神様です。中央のお子様は後の神武天皇の祖父にあたる火遠理命を描いています。
今回のねぶたは日本に暮らす国民の未来を表現しており、不安定な世界情勢への平和祈念とコロナ禍の終息を祈願して製作致しました。 (後略)出典:寒川神社内看板 「迎春ねぶた」(神奈川県高座郡寒川町) - 2022年12月20日(火) 撮影
御神門の上に飾られているのでサイズ感が分かりにくいですが、横幅9メートル、高さ2.7メートルという迫力あるスケールになっているそうです。
また、今回の「迎春ねぶた」の制作は、本場青森のねぶた祭で知事賞の受賞経験のある青森ねぶた師・北村春一さんが担当しています。人々を魅了するダイナミックな「迎春ねぶた」は、さすがプロのなせる技ですね。
願いの込められたテーマと躍動感のある「迎春ねぶた」に、訪れた人々は足を止め、じっと見つめたり、カメラに収めたりと、思い思いに楽しんでいる様子が見られました。
「迎春ねぶた」は、2月23日 (木)まで展示され、日没後にはライトアップも行われています。初詣や八方除で寒川神社をお参りする方は、「迎春ねぶた」にも注目してみてくださいね。
イベント紹介
【令和5年 迎春ねぶた】
■設置期間:2022年12月20日 (火) 〜 2023年2月23日 (木)
■点灯時間:日没〜22:00 ※三が日は常時点灯
施設紹介
【寒川神社】
■住所:〒253-0195 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
■電話番号:0467-75-0004(寒川神社社務所)
■参拝時間:開門時間は6:00〜日没まで
※上記以外の時間帯での参拝は、神門前の賽銭箱にてお参り可能
■御祈祷・授与所:8:00〜17:00
※正月及び夏期は上記時間と異なります
※2023年1月の予定はこちらをご確認ください
■駐車場:無料駐車場有り
※初詣等の混雑時には近隣の有料駐車場を使用、または公共交通機関での訪問をお勧めします
アクセス
■電車でお越しの場合
JR相模線 宮山駅より徒歩5分
■車でお越しの場合
圏央道 寒川北インターを降りて右折、中里交差点より2〜3分